住まいの今と未来をつたえる

特集

ペットと暮らす家&サウンドを楽しめる家を徹底解剖!|『TDYリモデルコレクション2018』に行ってきた(11)

2018.07.09


あなたはリフォームをするならどんな家にしたいですか? 先日開催された『TDYリモデルコレクション2018』では10個のテーマで作られたリモデル空間が展示されていました。その中でも今回は「ペットと暮らす」をテーマにしたブース9と「サウンド&シアター」をテーマにしたブース10を特集。ペットと快適に暮らす工夫の詰まったブース9と、ホームシアターのようにテレビを楽しむことのできるブース10にも実現したい「コト」が詰まっていました。

ペットと暮らすブース9とサウンドを楽しむブース10

『TDYリモデルコレクション2018』は「十人十家(じゅうにんといえ)くらしの想いをわたしらしく」をコンセプトにされているそう。
これは、10人いれば10通りの実現させたいライフスタイルや、わたしらしい暮らしへの想いがあり、その想いをかなえるのがリフォームやリノベーションからさらに進化した“リモデル”という考えから来ているコンセプトとのこと。展示内容も「十人十家」のコンセプトにあわせて10ブースのリモデル空間が展示されていました。
そんな10か所のブースの中でも今回は「ペットと暮らす」がテーマのブース9と、「サウンド&シアター」がテーマのブース10を徹底解剖! それぞれのテーマに合った工夫の施されたリモデル空間を紹介します。

【関連記事】
スマートエントランス&人が集まる家を徹底解剖!|『TDYリモデルコレクション2018』に行ってきた(10)
温活ライフ&くつろぎライフを徹底解剖!|『TDYリモデルコレクション2018』に行ってきた(9)

ブース9:ペットと暮らす「ネコと本とひだまりと」


※画像はTDYリモデルコレクションホームページより

≪ブース説明≫
夫(50代/エディター)趣味: 読書・ 写真/妻(50代/イラストレーター)趣味: 読書・ インテリア/ネコ 4匹
私達夫婦は共に自宅に作業場を構えるフリーランス。新しく子ネコを迎え入れたのを機に、これからはネコ4 匹と夫婦2 人でマイペースに暮らしたいと思い、自宅をリモデルすることにしました。リビングは仕事の息抜きになるような心地よさを大切にし、暖かな日差しが降り注ぐ窓辺に下がりのくつろぎスペースと壁いっぱいに並ぶ本棚を作りました。ネコたちとひなたぼっこしながら本を読んだり、夫の自慢のコーヒーの香りに包まれると、とてもリラックスできます。ネコたちも、それぞれのお気に入りの場所で気持ちよさそうに過ごしています。
出展元:https://re-model.jp/10plan/collection/09/

ポイント1.ネコも安心の床

ネコ4匹と暮らしている夫婦の家という設定のブース9では、フローリングにもこだわっています。イヌやネコと暮らしていると、家の中で遊ぶたびに勢いよくドリフトしながらおもちゃを追いかける姿をよく見かけると思いますが、特に老犬・老猫と暮らしていると足腰への負担が気になります。そこで、ペットと暮らすがテーマのこちらのブースではイヌやネコの健康にも配慮して、滑りにくく傷もつきにくいペット専用の床材「ワンラブフロアⅢ」が使われているんだそうです。イヌでもネコでも大切な家族だという飼い主の想いが伝わってきますね。
実際にどれほど滑りにくいのか実験ブースで試してみましたが、こちらの詳細については別記事にてご紹介いたします。
DAIKENが作る「デザイン性+機能性」な快適住まい空間を一挙紹介!|『TDYリモデルコレクション2018』に行ってきた(3)



ポイント2.ネコが自由に楽しめる空間作り

「ネコは家につく」といわれるほど、ネコにとって住空間は重要。特に屋内飼育がほとんどになってきた現代では、ネコのストレス解消や運動のために大切です。そこで部屋のあちこちに設置されているのが、こちらの『ネコステップ』。屋内でネコを飼育する場合には上下運動できる空間がとても重要だそうで、部屋のあちこちを移動できるような配置になっているのも魅力的ですね。
窓から外を眺めるのが大好きなネコが外を眺めやすいように元々あった大きな窓を小さな窓に改装し、壁付けの棚を設置しているところもよく考えられているなと感動しました。
これだけ遊ぶところがあればネコが4匹いても快適そうです。

ポイント3.傷がつきにくい安心の壁

ネコと暮らすとなると悩ましいのが壁の問題。爪とぎを置いても壁に多少の傷がつくことは覚悟しなければならないのがネコ飼いの宿命ともいえます。
しかし、見た目にもこだわったこちらのブース9では、「ハピアウォール ハードタイプ」という傷がつきにくい壁材が採用されておりネコ4匹がいても壁がボロボロにならない工夫がされているそう。体験コーナーがあったので実際に一般的な壁材と触り比べてみましたが、爪を立ててみても食い込む感覚がないためネコも爪とぎをしたがらないのではないかと思いました。
これならきれいが長持ちするのはもちろん、リフォームしたばかりの我が家に傷がつかないかネコたちの動きにハラハラしなくて済むのも嬉しいですね。

ブース10:サウンド&シアター「熱狂!リビングスタジアム」


※画像はTDYリモデルコレクションホームページより

≪ブース説明≫
夫(60代/会社役員)趣味: スポーツ観戦/妻(60代/主婦)趣味: スポーツ観戦・ 映画鑑賞・ 音楽鑑賞
昔からスポーツは観るのもするのも大好きです。サッカーワールドカップや東京オリンピックの時は、孫達も呼んで家族みんなで盛り上がれたらと思うけどうちは住宅密集地、大きな声はなかなか出せません。この機会に防音効果のあるリビングに思い切ってリモデルしました。防音だけでなく、まるでスタジアムにいるような臨場感を味わえます。これで近隣を気にせずみんなで思い切り盛り上がれそうです! 映画や音楽も楽しめるね、って妻も嬉しそう。週末は妻と二人のリビングシアターになりそうです。

ポイント1.音を思う存分楽しめる音響設備



※こちらの画像はDAIKENのホームページより

ブース10はスポーツ観戦や映画鑑賞が趣味のご夫婦の家がテーマだそうで、大きなスピーカーや大きなテレビが目を引くインテリア。実際にリモデル空間を見てみると、スピーカーや壁の立体感で落ち着きつつ迫力のあるお部屋でした。
実際に上映も行われていたのですが、音を聞いて映像を見てみるとテレビの画質もさることながら特設ブースとは思えないほどの音の迫力。音に迫力を持たせるためいくつか仕掛けをしてあるそうなんですが、そのなかでも特に目立っていたのがインテリアにしか見えない四角い壁材『オトピタ』です。
『オトピタ』は自分で設置できる音響用壁材で、聞きたい音に合わせて種類や位置、大きさを変えられます。壁に立体感がでておしゃれなだけではなく、音まで自分好みに変えられるところがサウンド好きの方には使いやすいですね。


ポイント2.音漏れも安心の防音機能


音質や映像にこだわっても、近所迷惑になっていないか気になり、実際に映画館のようなボリュームでは鑑賞できないのでは台無し。ブース10で映像鑑賞をした際も、優れた音響設備のお陰で大迫力の映像鑑賞に大満足できましたが、実際に自宅でこのボリュームを出せるかというと、近所が気になって無理だろうな……と思っていました。ところが、こちらのお部屋がこだわっているのは音響設備だけではありません。音響はもちろんのこと、防音にも力を入れており、既存の窓に後からつけられる『マドリモ プラマードU』を使うことによって外への音漏れや外からの騒音を防ぐことできるのだそうです。

実際に『マドリモ プラマードU』の体験コーナーでその防音性能を体験してきた記事はこちら!
3重構造で高い断熱性能を実現した「トリプルガラス」樹脂窓他 YKK APの注目新製品を紹介|TDYリモデルコレクション2018に行ってきた(2)

ポイント3.映画館気分を味わえる高級感のあるインテリア


※画像はDAIKENのホームページより

ブース10は60代の夫婦が住んでいる設定だけあって、シックで高級感のあるインテリアでした。
壁紙の中でも特にアクセントとなっていたのが、テレビの後ろ側の壁にある『GRAVIO EDGE(グラビオエッジ)』。ピースの1つ1つが実際に貼り付けたかのように、凹凸になっているため照明が変わるだけで陰影ができて、高級感のあるインテリアをさらに際立たせているように感じました。
そして、こちらのブースの『GRAVIO EDGE』にはもうひとつの役割があるのだそう。実は『GRAVIO EDGE』の裏側に、小さな音響機器がついており『GRAVIO EDGE』自体もスピーカーの一部として機能させているとのこと。この機器自体は『GRAVIO EDGE』専用のものではないそうですが、迫力のある音になるのは『GRAVIO EDGE』の素材あってこそなので、おしゃれな壁材が思わぬ力を発揮しているところにこちらのブースの音に対するこだわりを感じました。

気になった方はTDYの魅力を感じられるTDYショールームへ

ブース9とブース10のリモデル空間を実際に見てみると、「何をしたい」という利便性よりも「どう快適に過ごしたいのか」という空間全体のことがテーマになっていたように思いました。
ネコのいる空間でのんびり読書をしたいブース9の方と、思い切りスポーツ観戦や映画鑑賞を楽しみたいブース10の方はアプローチこそ違えども、家の中での楽しみを追求していたという意味では同じテーマとも言えるかもしれませんね。ライフステージの変化に合わせて住み替えるのではなく、愛着のあるご自宅をリモデル・リノベーションして住み続けるという考え方は、これからもどんどん広まっていくでしょうし関心のある方も多いと思います。
『TDYリモデルコレクション2018』では「T(TOTO)D(DAIKEN)Y(YKK AP)」3社それぞれの魅力的な新商品を実際の家に入ったかのように見ることができました。製品単体の展示ではなく空間展示にしていたことにより、3社それぞれの製品が部屋づくりにどのように効果を発揮できるのか実感でき、また、製品それぞれの良いところを引き出しあっているころも感じられました。

『TDYリモデルコレクション2018』は5月19日までの開催でしたが、当記事を見て気になった方もがっかりしないでください。TDY3社がコラボしたTDYショールームは各地で継続開催中です! 一人ひとりの暮らしへの想いを実現させたいとアプローチし続ける3社の魅力が詰まったショールームとなっていますので、気になった方はぜひ足を運んでみてください。

TDYコラボレーションショールーム

https://re-model.jp/showroom/
営業時間:10:00~17:00
休館日:毎週水曜日(但し、祝日の水曜日は開館)、夏期休暇、年末年始
※詳細は各ショールームのページをご覧ください。

タグ TAG