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料理を楽しむ家&クリーンな家を徹底解剖!『TDYリモデルコレクション』に行ってきた(7)

2018.07.18


結婚などをきっかけに中古住宅を購入してリモデルしたり、子どもの独立をきっかけにリフォームしたりと、新しく家を購入するのではなく、自分好みに作り変えて住むというスタイルの方が増えてきましたね。聞くところによると家を建てるときやリフォームするとき、女性はキッチンへのこだわりが強く、男性はトイレやお風呂へのこだわりが強い傾向にあるんだそう。今回紹介するTDYリモデルコレクションブース3「食でおもてなし」はキッチンにこだわったつくり、ブース4「クリーン&グリーン」はトイレにこだわったつくりというこだわりが強くなりやすい場所がテーマになっています。

「食でおもてなし」がテーマのブース3、「クリーン&グリーン」がテーマのブース4

キッチンへのこだわりが詰まったブース3と、トイレへのこだわりが詰まったブース4は一見全く違うテーマにも思えますが、共通しているのが「おもてなし」をテーマにしているということ。アイランドキッチンでわいわいとおもてなしをしたいブース3と、シーンに合わせて快適に使えるトイレでおもてなしをしたいブース4は、それぞれ使う人に合ったつくりとなっていました。
今回はそんなブース3とブース4を徹底解剖!それぞれのテーマにあわせて工夫されたリモデル空間を紹介します。

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ブース3:食でおもてなし「ようこそ!オトナ厨房へ」


画像はTDYリモデルコレクションホームページより

≪ブース説明≫
家族構成:夫(60代/定年退職)趣味:料理/妻(50代/主婦・ 元インテリアプランナー)
趣味:料理・ インテリア
定年退職をきっかけに、娘の薦めもあって子供世帯の近くへ移住。一軒家からマンションへ、暮らしをすっきりサイズダウンすることにしました。既存の扉や間仕切りをなくして広いLDK にリモデル。妻の希望で取り入れたアイランドキッチンは、おしゃれなオープンキッチンのレストランのようです。妻の手伝いをするうちに、私もすっかり料理の虜。最近は調理器具にもこだわっています。キッチンが夫婦のコミュニケーションの中心になるなんて驚きです。二人で一緒にキッチンに立って、家族や友人に自慢の料理を振る舞うのが楽しみですね。

引用元:https://re-model.jp/10plan/collection/03/

ポイント1:清潔さにとことんこだわったキッチン

こちらのブースのメインといえばやはりキッチン。こちらのアイランドキッチンはそのデザイン性もさることながら、注目していただきたいのがその機能です。こちらのキッチンに採用されているのはTOTOの「THE CRASSO(ザ・クラッソ)」。おしゃれな石模様のキッチンカウンターやシンク回りまでTOTOのこだわりが詰まっています。

・磨けるキッチンカウンター

「THE CRASSO(ザ・クラッソ)」でまず注目したいのがこちらの石模様のキッチンカウンターです。一見ふつうのキッチンカウンターに見えますが、優れた耐熱性もさることながら特筆すべきがその独特のメンテナンス方法。うっかりついてしまった傷、落ちにくい汚れなど、今までのキッチンカウンターならば諦めてそのままにするしかなかったそれらを、実際に体験ブースで磨いた跡を触ってみましたが、まったくへこみもなく、削りカスもほとんど分からないという摩訶不思議としか言いようがないカウンターでした。ずっときれいが長持ちすると、お料理にも気合が入りますね!

・日常のあるあるを解決してくれる水回り

ハンバーグや餃子のタネなどの料理をしているとなにかと手が汚れがち。手を洗いたくても蛇口がひねれず汚れた手でそのまま操作したり、レバータイプの場合は手首でなんとか操作をする、なんてことも多いですよね。そんなあるあるを解決してくれるのが「THE CRASSO(ザ・クラッソ)」のシンクです。従来の蛇口であれば手を使ってひねったり上下させることで水の操作をするかと思いますが、こちらのシンクは蛇口の先端を押すだけで水を出したり止めたりすることができるので、手がふさがっていても操作できるんです。しかもホースのように伸ばすことができるので、シンクまわりを洗うのもらくらく。これならこまめにお掃除できますし、大きな鍋などを洗うときも重宝しそうです。

・キレイ除菌水で清潔なキッチンへ

こちらのシンク、なぜか蛇口がふたつあることにお気づきになりましたか? その理由は片方からは除菌ができるキレイ除菌水がでるからなんです。水道水から自動で作ることができるキレイ除菌水は、少し経つと普通の水に戻るので食品に触れても安心。肉や魚を切った後のまな板や台拭きなど除菌したいものが多いキッチンでは欠かせませんね。ぬめりがちな三角コーナー回りや排水口も、キレイ除菌水で除菌しておけば清潔に保つことができます。

ポイント2:キッチンを中央とした造り


こちらの画像はTDYリモデルコレクションホームページより

こちらのブースでキーポイントとなるのが、「食でおもてなし」というテーマであること。リモデルをした際にカウンターで仕切られたキッチンからアイランドキッチンにすることによって、キッチンにいる人とそうでない人の空間の壁をなくしていることもこちらのブースの特徴です。料理が趣味のご夫婦がお友達を招いたときに、キッチンでの作業が多くてもダイニングでくつろいでいるゲストの方とも会話がしやすく、コミュニケーションが潤滑にいくところが嬉しいですね。招かれる側としても料理をつくってくれている様子を観ることができたり、声を掛けやすい空間であることは嬉しいはずです。

ポイント3:使いやすくおしゃれな見せる収納


こちらの画像はTDYリモデルコレクションホームページより

キッチンに限らずこちらのブース全体で筆者が密かに注目していたのが、簡単そうで意外と難しい「見せる収納」であるということです。カウンターより高い部分には、扉付きの収納は一切ないにも関わらずまるですべてが飾りのように見えてくるのは、奥様が元インテリアプランナーであったこととも関係がありそう。この「見せる収納」はおしゃれなだけではなく、調味料からフライパンまですぐに取り出したいものが便利な位置に置かれているため、無駄な動きをすることがなく、カウンターの上もすぐに片づけられるところも魅力的です。

ブース4:クリーン&グリーン「’’さわやかきれい’’でおもてなし」


画像はTDYリモデルコレクションホームページより

≪ブース説明≫
家族構成:夫(40代/会社経営)趣味:ドライブ/妻(40代/主婦)趣味: グリーンアレンジメント
結婚して夫の住むマンションで暮らすことになり、リモデルすることに。グリーンショップを辞め専業主婦となった私は、自宅でグリーンアレンジメント教室を開きたいと夫に提案しました。大好きなグリーンに包まれながら、友達がたくさん集まる明るい家にしたくて、いつもきれいで爽やかな空間でもてなすことを目指しました。一番「きれい」にこだわったトイレは、グリーンはもちろん、パウダースペースもある自慢の広々リラックスルームです。今日もわくわくしながらみんなが来るのを待っています。

引用元:https://re-model.jp/10plan/collection/04/

ポイント1:清潔でスタイリッシュなトイレ

ブース4のテーマ「“さわやかきれい”でおもてなし」の中核となるのが、グリーンアレンジメント教室を開きたい奥さまのこだわりが詰まったきれいなトイレ、TOTOの「ネオレストNX」です。
まず目を引くのがその凹凸のない滑らかな流線型のフォルムですが、こちらのトイレの注目ポイントは、この流線型のフォルムの中にタンクやウォッシュレットといった機能がすべて詰まっていること。本来であれば外付けのタンクがついていたり、ウォッシュレット機能付きの便座が設置されていると思うのですが、こちらの「ネオレストNX」は全ての機能がこの流線形のフォルムにおさまっているため、拭き掃除もしやすくキレイを保ちやすい! また、こちらの便座のきれいの秘密は便器に使われているセフィオンテクトという技術にもあります。実際に体験ブースで通常の便器に使われている素材と、セフィオンテクト加工がされた素材を同時に疑似汚物の中につけるという実験があるのですが、左側の通常の素材と比べてセフィオンテクト加工のほうは水でほぼ汚れが落ちているということが分かります。掃除のしやすさはもちろんのこと、汚れにくさや汚れの落ちやすさまでこだわって作られているのも驚きですね。

ポイント2:シチュエーションに合わせて使える照明

トイレのきれいにこだわったブース4では、トイレで快適に過ごせるように照明にまで工夫が施されているのも目立った特徴の一つです。筆者は最初まったく気づかなかったのですが、洗面台の近くの壁にある謎の1~5のボタンが気になり、ふと押してみたところ照明の色味や明るさが変化、見ていた人を驚かせてしまうというちょっとしたハプニングが発生しました。
これは、リラックスできる空間を演出するためのこだわりの一つで、「朝起きた後にトイレに向かう際ははっきりとした明るさで」「夜にトイレに行く際には眠気を邪魔しない落ち着いた明るさで」と1色ごとに使用シーンが考えられており、状況にあわせて快適に過ごせるようになっているとのこと。こんなに居心地のいい空間だったらトイレについ長居してしまいそうですね。

ポイント3:シンプルかつスタイリッシュな洗面台


こちらの画像はTDYリモデルコレクションホームページより

ブース4で忘れてはいけないのが、奥様こだわりのパウダールームつきトイレであるということ。トイレについているパウダールームに採用されているのがTOTOのベッセル式洗面器です。極力シンプルに作られたこちらの洗面台ですが、注目ポイントとしては台の下に空間があるという点。通常は棚になっているこのスペースですが、これは車いすの方でも座ったまま利用しやすいように、あえてこうしているのだそう。グリーン教室の生徒さんや老後のことまで考えて設計されていて、見た目だけではない美しさを感じられました。

気になった方はTDYの魅力を感じられるTDYショールームへ

使用したいシーンがとても細かく設定されたブース3とブース4でしたが、いかがでしたでしょうか。みんなでお料理を楽しむということを想定したブース3もグリーン教室を開くことが想定されたブース4も「人と楽しむ」という点では共通の考え方ですが、それぞれこだわる場所やおもてなしの工夫が異なり、それが家の個性となっていることがこの2ブースを見て面白く感じました。
『TDYリモデルコレクション2018』は5月19日までの開催でしたが、当記事を見て気になった方もがっかりしないでください。TDY3社がコラボしたTDYショールームは各地で継続開催中です! 一人ひとりの暮らしへの想いを実現させたいとアプローチし続ける3社の魅力が詰まったショールームとなっていますので、気になった方はぜひ足を運んでみてください。

TDYコラボレーションショールーム
https://re-model.jp/showroom/
営業時間:10:00~17:00
休館日:毎週水曜日(但し、祝日の水曜日は開館)、夏期休暇、年末年始
※詳細は各ショールームのページをご覧ください。

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