住まいの今と未来をつたえる

特集

自然を楽しむ家&家事ラクな家を徹底解剖!TDYリモデルコレクションに行ってきた(5)

2018.06.22

ライフステージによって家に求めるものは人それぞれ。TDYリモデルコレクションのブース1「自然を楽しむ家」とブース2「家事ラクな家」は、まさにライフステージによるニーズの違いが現れているブースです。子育てがひと段落して自然を楽しみたいというブース1の夫婦と、子育て真っ最中で家事を少しでも楽にしたいというブース2の夫婦の実現したい「コト」が詰まったリモデルエリアは、実際に人が生活しているようなリアルさでした。

【関連記事】
DAIKENが作る「デザイン性+機能性」な快適住まい空間を一挙紹介!|『TDYリモデルコレクション2018』に行ってきた(3)
ダイキンの空調機器はここまで考えられていた!『TDYリモデルコレクション2018』に行ってきた(4)

自然を楽しむブース1と家事ラクがテーマのブース2

『TDYリモデルコレクション2018』は「十人十家(じゅうにんといえ)くらしの想いをわたしらしく」をコンセプトにされているそう。
これは、10人いれば10通りの実現させたいライフスタイルや、わたしらしい暮らしへの想いがあり、その想いをかなえるのがリフォームやリノベーションからさらに進化した“リモデル”という考えから来ているコンセプトとのこと。展示内容も「十人十家」のコンセプトにあわせて10ブースのリモデル空間が展示されています。
そんな10か所のブース中でも今回は「自然を楽しむ」がテーマのブース1と、「家事ラク」がテーマのブース2を徹底解剖! それぞれのテーマに合った工夫の施されたリモデル空間をご紹介します。

ブース1:自然を楽しむ「太陽と風と仲良く暮らす部屋」

※画像はTDYリモデルコレクションHPより

ブース説明
家族構成:夫(60代)趣味:自然・アウトドア全般 / 妻(50代)趣味:ガーデニング
自然が大好きな僕と、ガーデニングが趣味の妻。子どもも独立して会社勤めにもひと区切りついたのを機に、これからは自然に囲まれながら夫婦2人でゆったり暮らしたいと思っていました。 リビングと庭をつなぐ大きな窓と、外に張り出したテラスと軒。部屋にいながら外の空気を感じ、庭にいながら部屋のようにくつろげる、そんな家にずっと憧れていたんです。ナチュラル派の2人にはたまらない開放感! ここで庭の花を眺めながら、時には夜空を眺めながら、ゆっくりコーヒーを飲む時間は最高です。

ポイント1:奥様自慢のガーデニングが楽しめる窓



ガーデニングが大好きな奥様が住んでいるだけあって、庭には立派な植木の数々。そんな自慢のガーデニングを部屋の中からも楽しめる家づくりに欠かせなかったのが、高さ2mを超える大きな窓です。こちらはYKK APの「APW 431」という大口スライディングドアで、遮熱・断熱性能の高い樹脂枠やトリプルガラスを採用しているにも関わらずその重さを感じさせないほど軽やかな開閉に驚かされます。さらに片側開閉にすることで、フレームをできるだけ細くして、断熱・遮熱性能をアップ。
窓に加えて外を眺めやすい工夫がされているのが、この窓に設置されている網戸「クリアネット」です。こちらは「網戸越しでも外がきれいにみえるようにしたい」というお客様の声がきっかけの商品で、網戸の糸同士を融着させることによって凹凸をなくし、より通常の網戸よりも断然外がきれいに見えるようになっています。(別記事 にて詳細レポート)さらに凹凸をなくしたことによって、ほこりもたまりにくくなりお掃除も簡単なので大変な網戸掃除もラクちんです。庭を眺めやすいようにという心遣いのこもったデザインや性能は、まさに実現したい「コト」への想いがこもっていますね。

ポイント2:解放感のある部屋造り
※こちらの画像はTDYリモデルコレクションHPより

こちらの部屋づくりではガーデニングを楽しむために、部屋の形からリノベーションを行っています。もともとあった2部屋をキッチンと繋ぐことによって大きな窓を設置できる広いスペースを確保し、更にウッドデッキも広く設計することによってデッキでも庭を楽しめるように工夫しています。ウッドデッキでゆったりとランチをしながら自然を眺めるなんて最高ですね。そしてこちらの部屋の造りで注目したいのは、天井と床の高さがお部屋からデッキまで同じ高さになっていること。天井や床の高さをそろえることによって、お部屋の中にいても外にいるかのような解放感を演出しています。


ポイント3:自然を感じられる落ち着いたインテリア
子育ての終わったご夫婦の家というイメージに沿ったインテリアデザインも注目ポイントです。木のぬくもりを感じる床材や天井に、全体的な色使いもシックで落ち着いたデザインが自然を感じさせてくれます。
こちらの床に使われているのは、DAIKENの「WPCフロア」で傷や汚れが付きにくい加工が施されていますので、奥様がガーデニング用品を落としてしまっても安心です。
そして、さらに注目なのが壁に使用されている、DAIKENから6月発売の新商品「GRAVIO EDGE(グラビオエッジ)」。不燃性や施工性の良さに加え、まるで本物のブロックのような凹凸や質感が照明によってその重厚感を増して、自然を感じるインテリアのポイントとして存在感をはなっています。(詳細は別記事にて)

ブース2:家事ラクスタイル「子育てパパママの家族時間」

※画像はTDYリモデルコレクションHPより

ブース説明≫
家族構成:夫(30代/広告制作会社)趣味:写真/妻(30代/雑貨ショップ店長)趣味:ショッピング/子供(3才)
育児が一段落して、休んでいた仕事に本格的に復帰することになりました。共働きになるので働き方を見直し、家も実家の近くに中古マンションを購入してリモデルしました。リモデルのポイントは、忙しいけど家族一緒の時間がうまれること。まずは効率的な家事動線。そして家族と会話をしながら料理のできる対面式キッチンや、お掃除ラクラクのお風呂や洗面。時間にゆとりが生まれて、家族と触れ合う時間もぐ〜んとアップしました。窓際のインナーテラスはゆったりくつろぐサンルームのつもりだったけれど、いつのまにか子どもが占領しています。

ポイント1:スムーズな家事動線


※画像はTDYリモデルコレクションHPより

子育て中のパパママはとても忙しいもの。そんなパパママをラクにしてくれるのが、ありそうでなかった、部屋の家事動線がまっすぐになっている部屋のつくりです。洗濯機スペースやバスルーム、キッチン、バルコニーまで一直線となっているこの部屋のつくりは移動効率がとても良く、忙しいパパママの味方となりそうですね。キッチンからダイニングへ料理を持って行ったり、お料理の合間にお風呂を洗いに行ったりと、さまざまな家事がスムーズに進むつくりで家事を時短できると、家族の時間も増やせそうです。

ポイント2:便利な家事ラク設備

こちらのお部屋には水周りにも家事ラクポイントが。特にご注目いただきたいのがTOTOから8月に発売される新商品「SYNLA(シンラ)」です。
こちらのバスルームは浴槽やお風呂場の床などの自動洗浄機能がついているので、スイッチ一つでお風呂を自動洗浄。さらにキレイ除菌水機能もついているので、いやな床のぬるぬるを予防することもできます。毎日洗う浴槽だけではなく、だんだん汚れがたまってしまう床まで自動洗浄してくれるなんて夢のようですよね。下記画像の右上が床洗浄機能のついた床、左下が機能の付いていない床なのですが、4週間実際に使用したサンプルだそうです。ここまで差が出るところから性能の高さが伺えますね。きれいなバスルームなら安心してお子さんとお風呂に入ることができそうです。(詳細は別記事にて)

ポイント3:家族のコミュニケーションを大事にしたデザイン


家事がラクになるような仕組みが盛りだくさんのこちらのブースですが、家族との時間を大切にされていることもポイントの一つです。小さなお子様がいるご家庭なので、お料理をしながらでもお子様の様子が分かるようにキッチンからは全体が見渡せ、さらに区切って使うこともできるインナーバルコニーの仕切りには、細いフレームでガラス張りのものを採用。日光を取り込むことはもちろん、ドア越しでもお子様の様子が分かるので安心ですね。

気になった方はTDYの魅力を感じられるTDYショールームへ

「ブース1」と「ブース2」のリモデル空間を実際に見てみると、ライフステージによって快適な住戸の環境が変わるというのが印象的でした。子育てが終わった後の楽しみを追求した「ブース1」と子育て中の家事ラクをテーマとした「ブース2」、どちらの空間に魅力を感じるかはご家庭それぞれで異なるのでしょう。ライフステージの変化に合わせて住み替えるのではなく、愛着のあるご自宅をリモデル・リノベーションして住み続けるという考え方は、これからもどんどん広まっていくでしょうし関心のある方も多いと思います。
『TDYリモデルコレクション2018』では「T(TOTO)D(DAIKEN)Y(YKK AP)」3社それぞれの魅力的な新商品を実際の家に入ったかのように見ることができました。製品単体の展示ではなく空間展示にしていたことにより、3社それぞれの製品が部屋づくりにどのように効果を発揮できるのか、また、製品それぞれの良いところを引き出しあっているように感じました。
『TDYリモデルコレクション2018』は5月19日までの開催でしたが、当記事を見て気になった方もがっかりしないでください。TDY3社がコラボしたTDYショールームは各地で継続開催中です! 一人ひとりの暮らしへの想いを実現させたいとアプローチし続ける3社の魅力が詰まったショールームとなっていますので、気になった方はぜひ足を運んでみてください。

タグ TAG