貴重品を紛失したらどう探す?なくしものを見つける方法【ミニマリストおふみの相談室】
2022.02.10
誰しも一度はものをなくしてしまった経験があると思いますが、財布やスマホなど貴重品であればそのショックは大きなものです。入れたはずの場所にない、置いたはずのものがないなど、なくしたことに気が付いた時はパニックになってしまうもの。今回は「貴重品をなくしてしまったので探す方法を教えてほしい」とのご相談に、相談者の方だけでなく貴重品をなくしたことがあるすべての方に向けて、そしてご自身の備忘録としてミニマリストおふみさんにご回答いただいています。
貴重品をなくしたときの、胃の奥がひやっとする感覚、とても苦しいですよね。
たくさんの人が行き交う新宿駅のホームで、Suicaもウォレットも登録してあるスマホを落としてしまったことがあるのですが、なくしたと気付いた瞬間の、あのどうしようもない焦りを思い出しました。
でも腹を決めて探すしかない。
焦っている気持ちを落ち着けて探していきましょう。
ご相談のメッセージをいただいて少し時間が空いてしまいましたが、貴重品は見つかりましたでしょうか。見つかっているとよいのですが。
貴重品といえば思いつくのが、
財布、スマホ、 家の鍵。
他の何をなくしても、最悪買い直せばいい。
ハサミでもボールペンでもハンカチでもアクセサリーでも。
出費という痛手はあるものの、なんとかはなります。
しかし、財布など日常的に使う貴重品だけはなくすと困ります。
これだけは今後避けたいですよね。
ではどうすればいいか?
貴重品をなくしたことのあるすべての人と、これから先に私が貴重品をなくした時のための備忘録として、
なくしものを探し出す方法について書きたいと思います。
冷静さを取り戻すために、「書いて」探す。
ものをなくした瞬間、それが大切な物であればあるほど冷静ではいられないと思います。
まず落ち着きましょう。騙されたと思って深呼吸を。
そして次に、スマホでもメモ帳でもいいので、何か文字を書きとめられるものを用意します。
まず、なくしものを最後に使ったのはいつでしょうか。
間違いなくあったのはいつだったか思い出せますか?
その場面を書き出してください。
次に、なくしたのは家の中でしょうか?外でしょうか?
思い当たる場所を洗い出してみてください。
焦っている時に頭の中で考え事をすると、同じところで思考がループしてしまいます。
文字に書き出すことで思考が整理されて、ループを脱出できます。とにかく文字にしてみましょう。
お掃除ロボットとドローンの目線で空間をパトロール
なくしたであろう場面の行動ルートがわかれば、
前回と同じ行動を再現してみましょう。
その際に、視線を変えて何回も通ってみることをおすすめします。
まずは視線を下げてみます。
家具の足元や隙間など、思わぬところに転がっている可能性があります。
立ったまま探すと見つからなくても、しゃがんでみると見つかったりするものです。
四つん這いになる勢いで同じルートを低い位置から探してみましょう。
お掃除ロボットになり床のパトロールをするつもりで。
続いて、逆に今度はドローンになったつもりで視点を上げてみます。
覗きこまないと見えない家具の裏側や、目線より高い家具の上など、普通に立っているだけでは見えない場所を探してみましょう。
思わぬところに落ちていたり、無意識にいつもは置かない場所に置いているかもしれません。
また、服やバッグのポケットなど小さなものも全て覗いてひっくり返します。
普段なら入れないような意外なポケットにしまっていたりするものです。
視点を変えるという意味では同居している方や、なくした日に一緒にいた方がいるようなら聞いてみましょう。
「あの時には持っていたよね」など、自分では覚えていなかった目撃情報を持っている可能性が。
何より、なくした本人より冷静なので意外な視点で指摘してくれることがあります。
また、外出先でなくした場合は、紛失届を出すのも忘れずに。
警察署、駅の忘れ物センター、商業施設の忘れ物センターなどにそれぞれ届け出ましょう。
これは実体験からですが、届け出た後も連絡を待つだけではなく、こちらから確認の電話をした方がいいと思います。
私がスマホをなくした際には、警察と駅に届け出ましたがどちらからも連絡はなく、GPSの位置情報を頼りにこちらから駅の忘れ物センターに連絡をしたところ、届いていることが発覚しました。
また、免許証のコピーを取った際にコンビニでなくし、10日以上経ってから気付いたということもありました。
警察に届け出ましたが、免許証は届いておらず。
ずっとコンビニで保管されていたのです。
紛失物を何が何でも取り戻したいなら、「警察にさえ届けておけばOKではない。積極的に動き続けるべし」という学びを得ました。
もうこんな思いをしないために。なくしものをなくすための対策。
なくしもの、見つかりましたでしょうか。
もうこんな思い二度としたくないですよね……
そこで、今後貴重品をなくさないための対策を立てていきましょう。
まず、貴重品は徹底的に住所を決めることをおすすめします。
バッグや服が変わると、収納場所に毎回悩むということはありませんか?
ポケットのないバッグを持つ機会もありますよね。
どんな装いをした場合でも、「このバッグならここ」という住所を決めておくのです。
リュックやハンドバッグなどポケットのあるタイプなら簡単で、いくつかあるポケットの中から「鍵はここ、財布はここ、スマホはここ」とひとつひとつ明確に住所を決めてそれを守るようにします。
ポケットのないトートバッグなどの場合は、ポーチを用意してそこを貴重品の住所とするのもおすすめです。
服のポケットは極力使わないというのも心がけていることです。
新宿駅でスマホを落としたとき、その日はポケットのないトートバッグだったので、そのとき着ていたゆるっとしたブルゾンのポケットにしまったはずだったのですが、うまく入らず床に落としていたようです。
落としたらさすがに音で気付くだろう、という思い込みをしていましたが甘かったです。
人が多すぎて落とした音に全く気が付きませんでした。
そもそも、服のポケットというものは信用なりません。
洗濯したらモロモロになったチケットの半券が出てきたという経験は数知れず。服のポケットに入れたものは忘れてしまうのです。
出かけるときは極力服のポケットを信用しないでバッグにしまう、を徹底するようになってからスマホは落とさずに済んでいます。(今のところですが)
家の中でなくしものをしやすい人には、「キーファインダー」という選択肢もあります。
送信機と受信機を使ってアイテムを管理できるもので、リモコン・スマホ・メガネなどに粘着テープでキーファインダーを固定します。送信機のボタンを押すと、それぞれ押したボタンのキーファインダーが鳴り、音で場所を知らせてくれるというものです 。
また、外出先でのなくしもの防止には、スマホと連携するキーファインダーを使うという選択肢もあります。
一定の距離だけ遠のいたら音が鳴るようにするなど任意の設定をしたり、アプリでGPS情報を把握し、なくしものを見つけられるアイテムです。値段はそれなりにしますが、貴重品をなくす苦しみを思えば投資してもいいかもしれません。シール型やキーホルダー型などさまざまあるので、電子タグを財布なり鍵なりに固定します 。
あらゆる対策である程度は防げても、なくしものってしてしまうもので……
最後はおまじないに頼っています。
「ナイナイの神様、〇〇を見つけてください」
とお願いすると出てくるというもので、最後は神頼みです。
詳しくはこちらで紹介しているのでよかったら試してみてください。
物をなくさないためにはどうしたらいい?【ミニマリストおふみの相談室】
三日月さんのなくしものが出てきますようにと祈っています。