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突然の入院!何を用意すればいい?実体験から伝える「入院のアレコレ」

2025.11.10


いま健康な人や元気な人も、いつ怪我や病気に見舞われるかわかりません。予測は出来ないけれど、入院生活を少しでも快適かつ不安なく過ごせるよう正しい知識を備えておくことが大事です。

今回の「いい住まい」では、入院の基本的な備えをライター自らの入院経験をもとにご紹介します。自分自身やご家族が突然入院となっても、焦らず慌てず、落ち着いて対応できるようぜひ参考にしてください。

入院手続きについて


入院までの流れ   

まずは診察から入院までの大まかな流れをご紹介します。

外来 診察の結果、入院が決まった場合は医師もしくは看護師より入院の説明があります。

入院予約 入院受付にて、入院に際して用意するもの等の説明があります。

入院 入退院受付で手続きを行います。入院手続きでは下記のような書類が必要です。
   1 健康保険所もしくはマイナンバーカード
   2 診察券
   3 入院誓約書   事前に受け取っている場合は記入して持参します。
   4 お薬手帳もしくはスマホに登録しているお薬情報
   5 限度額適用認定書(※)  
   6 同意書や麻酔問診票  手術予定のある人は必要によって提出します。

※支払いを自己負担にすることができます。この制度を利用する場合は、加入の健康保険組合や各市町村に申請を行い、発行された認定書を原則入院時から退院時までに提示する必要があります。

入院生活に必要な持ち物

下着  病気によっては入院中オムツ等を使用する場合もあるので、それ以外の場合は着脱しやすくゆったりとしたものを用意するとよいかもしれません。

靴下  むくみを抑える目的の靴下を購入することもあると思いますが、それ以外に防寒用の靴下を用意しておくとよいでしょう。

上着  病院の中は空調が整備されていますが、季節によっては温度調節が難しいため、脱ぎ着ができるものを用意しておくと便利です。

パジャマ・タオル・バスタオル  病院によっては借りることも出来ます。家族や知人の負担軽減、洗濯をしてもらえない場合はレンタルなども利用してもよいでしょう。パジャマなどは前開きになっているものが治療の面でも有効です。

ティッシュペーパー・ウエットティッシュ 入院時サービスで、ティッシュペーパーやストロー付きコップ、歯磨きセットなどがもらえる場合もあるため、その確認をした後に準備する方がよいかもしれません。

病室用靴 転倒予防などのため、履きやすくかかとのある靴がよいでしょう。

メガネ・コンタクト ケースや洗浄液なども忘れずに。

洗面用具 洗顔、化粧水等、ボディソープ、シャンプー・リンス 

その他  ヘアブラシ、S字フック、イヤフォン、延長ケーブル、置き時計、カレンダー、スマートフォン、充電器、スマートフォン立て、本、雑誌、小銭(現金)   

病室について

病室タイプは“個室”か“複数人の共同部屋”かが選べます。個室は体調によって一人でいたい、トイレが部屋にある、テレビや電話がいつでも使える、自由消灯などのメリットがあります。複数人の共同部屋は話し相手がいる、値段が安い等のメリットがあります。費用や利便性など、優先したいポイントを軸に決めましょう。

病棟内の設備について

病院によって設備が違うといった、独自のルールもあります。そのため、入院時に看護師に確認し、それらに従いましょう。希望次第では相談に応じてくれる場合もあります。

ご家族や付き添いの方へ

お見舞いについて

入院患者は、治療のために一定期間、仮の住まいに不安と心配の中で滞在することになります。手術直後は体調がすぐれなかったり、人に見せたくないような容貌になったりする場合もあります。たとえ家族や親族であっても、本人の意向をよく聞いて対応しましょう。
お見舞いの品についても、病気によって食べられないものや、病室内に持ち込むにはふさわしくないものもあります。 病院のルールを守ることや、本人の希望を聞くことが望ましいでしょう。

心のサポートについて

また、精神的なサポートもできる限りおこない、入院患者の不安に寄り添うことが大切です。「何かあったら言ってね」よりも、「買い物は代わりに行こうか?」など具体的な声かけの方が入院患者も答えやすく、励みになります。
患者本人は退院後も色々な不安や心配に襲われます。より早く回復して通常の生活に戻れるよう、身体的なサポートはもちろんのこと、心のサポートも無理のない範囲でできるといいですね!

まとめ

今回は、入院を控えた方やそのご家族に向けて、入院手続きの流れや持ち物、お見舞いなどについてご紹介しました。
突然の入院にも慌てず対応できるよう、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。また、治療のために慣れない空間の中で生活を送ることは想像以上にストレスがかかるものです。ご家族の方は無理のない範囲で身体と心のサポートをおこない、患者の早い回復に協力しましょう。

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