ベランダでもできる!寒い冬にぴったりなガーデニングのポイントとお花選び
2024.11.28

「冬はガーデニングには適さない」「休眠する植物も多いので、なんとなく寂しい庭になってしまう」と感じているあなた!実は冬場のガーデニングにはメリットがたくさん。寒い冬だからこそ出来るガーデニングを楽しみませんか?

冬のベランダガーデニングにはさまざまなメリットがあります。例えば、虫がいないので病虫害になりにくい、土が乾きにくく水切れもしにくい、霜や冷気も当たりにくいなどです。そのため、夏よりも花を育てやすい環境といえるのです。
今回の『いい住まい』では、冬のベランダガーデニングのポイントや、寒さに強い花、お手入れのコツなどについてご紹介します。
1 冬のベランダガーデニングの管理とポイント
冬はガーデニングを楽しめるのはもちろん、春に向けた準備をする季節です。ここでは管理のポイントについて見ていきましょう。
① 夏に終わった花や落ち葉の片づけ、不要な鉢を処分して虫の発生を防ぎましょう。
② 終わった土を再利用するため土の大きさを分けます。
③ 日照時間が短いため日の当たる場所に移動させます。
時間のある時に行うとよいでしょう。
④ 水やりは乾いたらあげる程度。与えすぎると根が腐ってしまうため注意が必要です。
⑤ 肥料は休眠する植物が多いため、与える量は控えめでかまいません。
植物の種類によって肥料を与えるのに適切な時期が異なります。
⑥ 寒さ対策としてベランダのフェンスなどの高い所につるして飾ることもいいでしょう。
2 冬のベランダガーデニングに適したお花とは
次に冬の寄せ植えにぴったりな花をご紹介します。
根が強くて丈夫な冬の花といえば ~キク科~
デイジーやノースポール、マーガレットは根が強くどんどんと増えて花が咲きます。


クリスマスシーズンの寄せ植えにも
~ガーデンシクラメンシロタエギク、ハボタン、ポインセチア、ゴールドクレスト~
鮮やかなグリーン、レッドの色合いはクリスマスシーズンの寄せ植えにしても素敵です。


バリエーション豊富な花たち
~ビオラ・パンジー・プリムラジュリアン・アリッサム・クリスマスローズ他~
さまざまな色や形があり、アレンジによってたくさんの楽しみ方ができるためオススメです。



クリスマスローズは日陰でも咲くけなげな花です。たくさんの種類があるため他の花の色味や鉢とのバランスを見て選ぶと良いかもしれません。


球根である水仙やチューリップも育て方によっては毎年咲かせることもできる花です。


エリカなども葉が針葉なので茎に花がつくととても可愛いです。

3. 冬のうちに行うこと ― 春に咲かせる花の準備
<春に咲く花や球根を植え付ける>
春に咲く花や球根を植え付けます。本来は、あまり寒くならないうちに植え付ける方がいいのですが、近年は地球温暖化で温かい日も多いため、真冬ではない限り植え付けていいものもあります。
<土の土壌改良をする>
使用した土は大きさを分け、広げながら寒風にあてることで殺菌や虫の発生を防ぎましょう。その際、培養土や肥料などを混ぜて春に使う土を整えておくことで育ちやすさや作業のしやすさにもつながります。
<樹木は剪定しよう>
ベランダで育てている木などがあれば剪定をしましょう。バラなども冬が剪定のタイミングです。冬の休眠時期にしっかりと剪定を行うことで、春に綺麗な花を咲かせることができます。
まとめ
今回は冬のシーズンにこそ最適なベランダガーデニングの寄せ植えのポイントや、あたたかな春に向けた準備のコツについてご紹介しました。ぜひ、今年の冬はガーデニングを楽しみつつ寒さを乗り越えてみませんか?