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いつの間にか汚れるステンレス・トイレ・壁紙クロス ! お掃除方法を覚えてスッキリ・キレイな生活空間を

2020.07.09


キッチン、お風呂、トイレは綺麗に使っていてもいつの間にか汚れていることがあります。汚れた部分の掃除はしていても、汚れの原因やもっと綺麗にする方法や簡単に汚れを落とせる方法なないかと     悩む方もいるでしょう。この記事ではステンレス部分、トイレ、壁紙クロスの汚れに対するお掃除方法を紹介していきます。お掃除方法に悩まれている方はぜひ参考にしてください。

ステンレスについた汚れの正体と掃除方法


ステンレスに付着している白い汚れや茶色い汚れ。この汚れの正体は何なのか、汚れ     の原因とお掃除方法     について紹介します。

キッチンのステンレス部分につく汚れの正体は?
キッチンのステンレス部分についてしまう汚れの正体は3つあります。その汚れの原因を見極めることが綺麗に掃除をする第1歩です。では、あなたのキッチンの汚れはどれに当てはまるのか確認してみましょう。

白い汚れの原因と掃除の手順


【白い汚れの原因】
白くて曇ったような汚れの原因は「水あか」です。ミネラルと食塩などに含まれるカルシウムの成分が一緒になることで付着します

【掃除をする際に用意するもの】

空のスプレーボトル

スポンジ

【掃除の手順】
まず、空のスプレーボトルに酢1:水2の割合で酢水を作り、気になる箇所にスプレーをするだけ。後は1時間から2時間ほど置いておき、スポンジで軽くこするだけで簡単に落ちます。ただし、こすりすぎるとステンレスに傷がついてしまう可能性があるので注意してください。

なかなか落ちない水あかの場合は、酢水をしみ込ませたキッチンペーパーや布巾などを     汚れている部分にパックするようにあて、     あてて     数時間ほど置いておきます。その後は同じようにスポンジでこすってください。最後にキッチンペーパーなどで水気を取れば掃除完了です。

水あかは放置していると落ちにくくなる汚れです。普段からシンクを使った後に軽く拭くだけで汚れ予防になりますので意識してみてください。

茶色いシミの原因と掃除の手順


【茶色いシミの原因】
ギトギトの茶色いシミの原因は「油汚れ」です。油がキッチンのステンレスにつく原因としては調理中に周りに飛び散るだけでなく、気化して広範囲に渡って汚れがひろがるからです。
油汚れは時間の経過とともに落ちにくくなってしまうもの。料理後は軽く掃除をするだけでも違いますので、面倒かもしれませんが習慣化するといいでしょう。

【掃除をする際に用意するもの】

空のスプレーボトル
重曹
布巾

【掃除の手順】
まずは重曹スプレーを作ります。重曹スプレーの作り方は100mlの水に対して小さじスプーン1杯の重曹を混ぜて作ります。茶色くシミになっているところに、重曹スプレーを吹きかけて時間を置くと油汚れが浮いてきますので、後は布巾で拭くだけです。
普通の油汚れは重曹スプレーで落ちますが、時間が経過している汚れは重曹をペースト状にすると良いです。ペーストにするためには、大さじスプーン1杯の水に大さじ2杯の重曹で作ります 。
また、重曹は油汚れ以外にもさまざまな汚れに対して有効なアイテムとなっていますので、ひとつは常備しておくといいでしょう。
油汚れは時間の経過とともに落ちにくくなってしまうもの。料理後は軽く掃除をするだけでも違いますので、面倒かもしれませんが習慣化するといいでしょう。

黒カビの原因と掃除の手順


【黒カビの原因】
暖かくて湿った場所でもあるシンクの周りは黒カビが発生する原因です。また、食べ物のカスなどが残っている場合はそれを餌にして増殖してしまいます。
カビを放置しておくと胞子が空気中に入って衛生的に良くありませんし喘息などの健康面でも悪影響を与えてしまう可能性もあります。

【掃除をする際に用意するもの】

ブラシ
重曹
クエン酸
お湯

【掃除の手順】
シンクの黒カビは重曹とクエン酸を使って落とします。手順は簡単で、まず重曹をシンクや排水溝にまんべんなく振りかけて、その上にクエン酸を重ねて振ります。
その後、お湯をかけると泡が出ますので、30分~60分ほど置いて、ブラシでこすって洗い流せば黒カビは綺麗に落とすことが可能です。
キッチン・シンクは食べ物を扱う場所になりますので、黒カビを見つけたらすぐに掃除するようにしてください。

お風呂のステンレスにつく汚れの正体と掃除の手順


【お風呂のステンレスの汚れの原因】
キッチンのシンクと同じで炭酸カルシウムなどが付着したことによる「水あか」です。

【掃除をする際に用意するもの】

空のスプレーボトル
クエン酸
スポンジ
キッチンペーパー

【掃除の手順】
まずは水200mlに対して、クエン酸を小さじ1杯入れてクエン酸水を作り、気になるところに振りかけます。30分~2時間ほど置き、スポンジを使ってこするだけです。
蛇口などクエン酸水がかかりにくい部分はキッチンペーパーで巻いて吹きかけたり湿布するといいでしょう。

掃除をしたのにどうしても臭いが気になってしまうトイレ


次は掃除をしたのになぜか臭いがとれないトイレの掃除について紹介します。

臭いの原因と掃除方法
トイレの臭いの主な原因は、尿の飛び散りにより雑菌が増えて時間とともにアンモニア臭を発生させているからです。臭いの発生源はさまざまであり、掃除がどうしても行き届かないところもあります。トイレの臭いの原因は様々ですので、各原因とその掃除方法について紹介します。

ウォシュレット

【臭いの原因】
ウォシュレットが臭いの原因になる理由は、ノズルに飛び散った尿が内部にこびりついてしまうからです。

【掃除をする際に用意するもの】

トイレ用洗剤
歯ブラシ
キッチンペーパー

【掃除の手順】
まずはウォシュレットを外します。ウォシュレットを外すと聞くと工具を使って外すから大変!と思うかもしれませんが、トイレの横に便座脱着ボタンがあるので押しながら前に引くだけで簡単に外せます。
外した後は、トイレ用の洗剤を不要になった歯ブラシで擦るだけで大体の汚れは落ちます。これでも落ちなかった場合はキッチンペーパーにトイレ用洗剤を染み込ませてあててください。15分ほど置き、歯ブラシでこすれば綺麗になります。

床と便器の境目


【臭いの原因】
便座と床の境目には隙間があり、そこに飛び散った尿が溜まると臭いの原因となってしまいます。

【掃除をする際に用意するもの】

歯ブラシ
トイレ用洗剤
雑巾

【掃除の手順】
不要になった歯ブラシにトイレ用洗剤をつけて掻き出して雑巾で拭きます。ここを初めて掃除する人は相当汚れていると思いますので何度か繰り返して綺麗にしましょう。    

天井や壁


【臭いの原因】
アンモニアは空気より軽いため、上へと上昇して天井や壁にも臭いがついてしまいます。ほかの部分を念入りに掃除しても気になる場合は天井や壁に臭いが染みついている可能性があります。

【掃除をする際に用意するもの】

スプレーボトル
クエン酸
雑巾

【掃除の手順】
200mlに対して小さじ1杯のクエン酸を入れて混ぜます 。これで消臭スプレーになりますので、まんべんなく振りかけましょう。壁など、手が届く場所に関しては雑巾にスプレーをして叩くように拭けばキズをつけることなく掃除することができて臭いも取れます。

便器のフチの裏


【臭いの原因】
便器自体は掃除していてもフチ     の裏は立ったままでは、目に見えないので、掃除が行き届いていないこと臭いが取れない原因です。

【掃除をする際に用意するもの】

トイレシートやトイレットペーパー
トイレ洗剤(酸性洗剤)
トイレブラシ

【掃除の手順】
掃除の方法 は、トイレットペーパーを2枚重ねて、フチの裏にまんべんなく詰めます。詰め終わったら、トイレ洗剤をフチの裏にまんべんなく回しかけます。2~3分放置したら、トイレブラシでこすり落とし、最後にトイレの水を流してすすげば完了です。    

便座と便器の間


【臭いの原因】
綺麗に掃除をしていても便座と便器の間はなかなか掃除が行き届いていることが少ないです。ここも尿が溜まる場所で掃除をしていないと臭いの原因になります。

【掃除をする際に用意するもの】

歯ブラシ
トイレ洗剤
キッチンペーパー

【掃除の手順】
取り扱い説明書どおりに便座を外して、トイレ洗剤を不要になった歯ブラシ     につけてこすってください。これでも落ちない場合は「酸性」のトイレ洗剤をキッチンペーパーにつけて湿布するように15分ほど置いてから歯ブラシで掃除してください。

タンク


【臭いの原因】
常に水が溜まっているタンクはカビが発生しやすいとともに     臭いの原因に。ほかのところをいくら掃除しても臭いがひどい場合はタンクの可能性が高いので掃除をしましょう。

【掃除をする際に用意するもの】

中性洗剤
スポンジ
歯ブラシ

【掃除の手順】
まずトイレのタンクを開ける前にしっかりと「止水栓」を閉めましょう。止水栓の閉め     方はトイレによって変わり     ますので必ず取り扱い説明書を見てください。閉めたら     レバーを回して水を抜き、蓋を開けます。

そして中性洗剤とスポンジで汚れを落としてください。この段階で落ちないものは頑固な汚れになっていますので不要になった歯ブラシでこするようにすれば落とすことが可能です。

よく触る部分だから仕方ない?スイッチ周辺や壁紙クロスの汚れ


最後は年月の経過とともに汚れてしまう壁紙クロスやスイッチ周辺。こちらの汚れの原因と掃除する方法をお伝えします。

壁紙クロスの汚れの原因と掃除する方法


自宅の壁紙クロスが汚れてしまう原因は

・ホコリ
・カビ
・黒ずみ
・黄ばみ
・落書き

の5つがあります。どれも掃除をするのが面倒だと感じる方も多いでしょうが、汚れの特性を知り、使う 道具を工夫すれば綺麗にすることが可能です。

ホコリ


【ホコリがついてしまう原因】
ほこりが壁紙にくっついてしまう原因は「静電気」です。家の中では、少しの風や     摩擦で静電気が発生してホコリがつきます。また、壁紙などのホコリは床に落ちてどんどん溜まり、放置しておくと汚れがひどくなっていきます。

【掃除をする際に用意するもの】
ハンディモップ
マイクロファイバークロス

【掃除の手順】
お掃除方法は簡単です。まずハンディモップでほこりを取ります。次にマイクロファイバークロスを水に濡らして固く絞り、水拭きをするだけ。雑巾でも問題ありませんが、マイクロファイバークロスだとデコボコにつまったこまかいホコリも取れるのでおすすめです。水拭きだけで取れない場合はリビング用洗剤を吹きかけて水拭きをすると綺麗になります。

カビ


【カビがついてしまう原因】
風通しの悪い壁紙に黒いシミなようものがあれば、それはカビの可能性が高いです。しかもカビは深くまで根を張っていることが多いので、壁紙の表面だけを掃除しても綺麗にならない場合があります。

【掃除をする際に用意するもの】

カビ取り用漂白剤
歯ブラシ
雑巾
ゴム手袋

【掃除の手順】
漂白剤をつかうときは必ずゴム手袋をしてください。まずは、     歯ブラシにカビ取り用漂白剤をつけてカビの部分を優しくこすります。こすったところは雑巾ですぐに水拭きをして丁寧にふき取れば完了です。
ただし、漂白剤で壁紙が色落ちしてしまうこともありますのでつかうときは目立たない場所で試してからつかう方がいいでしょう。

黒ズミ


【黒ズミがついてしまう原因】
壁紙の黒ズミの主な原因は手などが触れたときについてしまう手垢や皮脂によるものです。特に汗などで手が汚れているときに触ると黒ずみやすくなります。

【掃除をする際に用意するもの】

住居用洗剤
雑巾
お湯

【掃除の手順】
まずお湯で雑巾を濡らし、住居用洗剤をなじませるように数滴垂らしてください。皮脂汚れは温めることで綺麗に取れていきます。後は、乾いた雑巾で洗剤を取り除けば完了です。

黄ばみ


【黄ばみの原因】
黄ばみの原因は手垢やタバコの「ヤニ汚れ」の場合がほとんどです。タバコのヤニによる汚れであれば掃除すれば問題ありませんが、経年劣化による黄ばみ掃除で綺麗に元に戻せない可能性があることを覚えておきましょう。

【掃除をする際に用意するもの】

ぬるま湯
重曹
空のスプレーボトル
乾いた雑巾

【掃除の手順】
空のスプレーボトルにぬるま湯2カップ(400cc)と重曹1カップ入れてよく振ると重曹水スプレーが完成します。その重曹水スプレーを黄ばみ部分に吹きかけます。最後に乾いた雑巾で壁紙を拭いて完了です。なお汚れがひどい場合は、スプレーをして2時間程度放置してから雑巾で拭くと汚れが除去しやすくなります。

落書き


【落書きの原因】
小さな子どもがクレヨン、色鉛筆などで壁に落書きをしてしまうことはよくあることです。子どもの成長としてそのままにしておく家庭もあるかもしれませんが、綺麗に掃除をしたい場合は、次のものを用意します。

【掃除をする際に用意するもの】

除光液
雑巾

【掃除の手順】
雑巾に除光液をかけて、落書き部分を押さえるようして拭いてください。普通に拭くと、汚れが広がる可能性があるからです。
この方法で汚れが落ちない場合は歯ブラシを歯磨き粉につけてこすり、最後に雑巾で水拭きと乾拭きをすれば綺麗になります。

スイッチの汚れ取る方法  

【スイッチが汚れる原因】
電気などのスイッチはよく触る場所になります。たとえ汚れた手で触れていなくても、毎日の生活で少しずつ溜まっていき、汚れが目立つようになります。また、時間が経っていることも多く水拭きだけでは落とせない場合     がほとんどです。

【掃除をする際に用意するもの】

セスキ炭酸ソーダ
キッチンペーパー
雑巾
スプレーボトル

【掃除の手順】
まず、水500CCに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ1を混ぜてください。その後、キッチンペーパーをスイッチに貼り付けてセスキ炭酸ソーダをスプレーします。
数分ほど置いておき、キッチンペーパーを取り、固く絞った雑巾で拭けば、スイッチの皮脂汚れを     落とすことが可能です。最後に乾拭きしてください。

まとめ

いつの間にか汚れる住まいのステンレス部分、トイレ、壁紙クロスの汚れの原因とお掃除方法について紹介しましたがいかがでしたか。住み慣れた住まいによくある悩みも、普段使っているアイテムやちょっとした工夫で簡単に落とすことができ、綺麗をキープすることができます。どれもスーパーや100円ショップで揃えることができますので、これから綺麗に掃除をしていきたい方はぜひ試してみてください。

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