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リフォームなら誰でも補助対象に!2023年度のリフォームで使える補助金『こどもエコすまい支援事業』とは

2023.06.02

一昔前は住宅購入と言えば新築が当たり前でしたが、近年は新築住宅ではなく中古住宅を購入してリフォームする人も増えています。一から建てられる新築住宅は確かに魅力的ですが、希望の間取りや設備をゼロから考えて建てる必要があるため検討時間がかかるうえ、初期費用もかさむという負担がありました。

中古住宅を購入することで取得費用を抑え、自分や家族の生活スタイルに合わせて徐々に変更することができるので、初期費用を抑えたい方やライフスタイルの変化に合わせて徐々にリフォームしていきたい方にとって魅力的です。
とはいえ、リフォーム内容によっては費用負担が大きいためなるべくなら費用を抑えたいもの。今回はリフォームで使える補助金制度、『こどもエコすまい支援事業』についてご紹介します。

こどもエコすまい支援事業とは

こどもエコすまい支援事業は、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業です。

新築工事でこの補助金を利用しようとする場合には世帯要件(18歳未満の子どもまたは夫婦どちらかが39歳以下)がありますが、リフォームであれば世帯要件なく利用することができ、改修工事の種類や省エネ性能によって異なりますが、最大で60万円が交付されます。

リフォームでこどもエコ住まい支援事業の利用条件

新築住宅の場合は子育て世帯や若者夫婦世帯を対象としているこどもエコ住まい支援事業ですが、リフォームの場合は世帯要件なく対象の工事であれば利用可能です。対象となる工事や補助上限額について確認してみましょう。

対象となる工事


<いずれかの工事を必ず含んでいること>
・開口部の断熱改修
・外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置

<その他補助対象に含められる工事>
・子育て対応改修
・防災性向上改修
・バリアフリー改修
・空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
・リフォーム瑕疵保険等への加入

補助上限額


子育て世帯又は若者夫婦世帯
・既存住宅を購入しリフォームを行う場合……60万円
・上記以外のリフォームを行う場合……45万円

その他の世帯
・安心R住宅*を購入しリフォームを行う場合……45万円
・上記以外のリフォームを行う場合……30万円

*国土交通省指定団体が提供する、耐震性がありインスペクション(建物状況調査等)が行われた住宅であって、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅をいいます。

併用できる補助金制度

先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ事業は、既存住宅の断熱性能を向上させ、エネルギー消費の削減と温室効果ガス排出量の削減を図ることを目的として、既存住宅の断熱性能の高い窓への改修を補助するものです。断熱性能の高い窓へ改修を行うことでエネルギー効率の向上だけでなく、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を維持できます。

<併用要件>
・先進的窓リノベ事業の補助金と、こどもエコすまい支援事業の補助金の合計額が、改修工事費の100%未満であること
・先進的窓リノベ事業と、こどもエコすまい支援事業の補助金が、同じ改修工事に交付されること
・先進的窓リノベ事業で補助申請が受理された場合は1申請あたりの合計補助金額が2万円以上であること
改修工事を行う給湯器が、先進的窓リノベ事業の対象商品であること

給湯省エネ事業

給湯省エネ事業は家庭におけるエネルギー消費の削減と、温室効果ガス排出量の削減を図ることを目的として、家庭用の給湯設備を省エネ型のものに交換する際に、補助金を交付する事業です。
給湯省エネ事業の対象となる給湯設備は、家庭用燃料電池(エネファーム)、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)、ヒートポンプ給湯機(エコキュート)です。これらの設備は従来の給湯設備に比べて省エネ性能が高いため、電気代やガス代を削減できます。

<併用要件>
・給湯省エネ事業の補助金と、こどもエコすまい支援事業の補助金の合計額が、改修工事費の100%未満であること
・給湯省エネ事業と、こどもエコすまい支援事業の補助金が、同じ改修工事に交付されること
・給湯省エネ事業で補助申請が受理された場合は1申請あたりの合計補助金額が2万円以上であること
・改修工事を行う給湯器が、給湯省エネ事業の対象給湯器であること

補助金を上手に使って快適な住まいに

こどもエコすまい支援事業やその他の補助金制度では省エネルギー化により環境にやさしい住宅づくりを支援する制度ですが、補助の対象となる性能への改修工事を行うことはその後の生活を快適にすることにつながります。また、断熱性能が上がったり省エネ性能の高い製品を使うことで光熱費の節約にもなるのです。

いい住まい運営会社の株式会社ヨコソーは今回ご紹介したすべての補助金の申請ができる住宅省エネ​支援事業者となっておりますので、こどもエコすまい支援事業を利用したリフォームを検討されている方はお気軽にご相談ください。

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