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素材感を活かしたクリア塗装がコツ! オシャレな木箱をDIYしてみよう

2017.12.26

おしゃれなインテリア収納によく使用されるのが木箱。木の質感が家の雰囲気にマッチしやすく、カッコいい雰囲気にも可愛い雰囲気にも使える木箱は万能ですよね。
でも良いサイズがないとか、扉付きの木箱が良いのになかなか探しても見つからないという方のために、今回は自分でイチから木箱を作る方法についてご紹介いたします。

作業方法

≪用意するもの≫
パイン材(合板)
木製つまみ
角蝶番(かくちょうつがい)
木工用ボンド
紙やすり
水性ガーデン用塗料(透明)
養生シート
ノコギリ
電動ドリル
ドライバー
刷毛

今回はステンレス製32mmの角蝶番(写真左)、木製つまみ(写真右)を使用しました。
角蝶番 木製つまみ

さっそく作業をしてみよう

1.必要な木材のサイズを決める
木箱のサイズを決め、木材の大きさや長さなどを計算しておきます。木箱はふたも合わせて6枚の板でできますが、どのサイズが何枚必要かまで決めた状態で材料を買いに行くと失敗しません。
※ノコギリがない方や切るのが面倒くさいという方は、ホームセンターによっては店員さんが切ってくれるサービスがあるのでおすすめです。

2.木材をカットする
ノコギリで自分のほしいサイズに木材をカットします。
 のこぎりで木材をカットする
※切断する際は先に木材に線を引いておき、下記のように切断する線に沿って当て木をガムテープで固定して切ると、まっすぐに切断することができます。

3.木箱を組み立てる
木工用ボンドで接着する
木材を切り終わったら、木箱を組み立てていきます。まず底板に側面となる板を木工用ボンドで貼り付けます。こうすることによって、釘打ち作業がしやすくなるとともに、完成後の強度を上げることができます。

4.釘で固定する
木材に釘を打つ
ボンドが乾いたら、釘を打って固定していきます。釘を打つ際には、はじめに軽くコンコンと打ち1枚目の板にある程度釘を食い込ませてから打つとずれにくくなります。

5.一面だけあいた状態の箱を作る
塗装前の木箱
3~4の工程を繰り返し、一面だけあいた状態の箱を作ります。

6.蝶番をドライバーで取り付けて開閉部分を作る
蝶番の取り付け   
蝶番を取り付けた木箱
最後の1枚に蝶番をドライバーで取り付け、終わったら箱に取り付けて開閉する部分を作ります。

7.取っ手を取り付ける
電気ドリルで木材に穴を開ける 取っ手を取り付けた木箱
開閉する木箱のふたとなる板に、取っ手取り付け用の穴を電気ドリルで開けます。この穴がずれてしまうと取っ手の位置がずれてしまいますので、あらかじめ印を付けておき慎重に開けましょう。穴を開けたら、裏からドライバーでネジをとめて取っ手を取り付けます。

8.塗装する
木材に塗装をする
木箱ができたら塗装に入ります。周辺に養生シートを敷き、塗料を塗ります。今回は木目を生かすため色の無い透明な塗料を塗りました。塗料が垂れた跡が残ってしまうと綺麗に出来上がりませんので、均一に塗るように心がけましょう。

完成

木目がナチュラルで可愛い木箱が完成しました。
完成した木箱
透明な塗料を使ったため、木目に艶がでていい色合いになりましたよね。今回は電気ドリルやノコギリを使って、すべて手作業で作業しましたが、ホームセンターで木材の切断をしてもらえるサービスを利用したり、穴を開けなくても簡単に取り付けることのできる取っ手を使うことで、思い思いの木箱を作ってみてください。

意外と簡単にできる本格的な木箱作り!

基本の作り方さえわかってしまえば、あとは自由自在にアレンジすることができるのがDIYのいいところ。今回作った箱は正方形でしたが、横長にしてみたり背の高い木箱を作って、中にさらに箱を積めるようにしてみたりしても良いでしょう。今回使用した透明な塗装で木目をいかすのも良いですが、好きな色に塗ったり、模様を書いてみても楽しいかもしれません。最近の100円ショップには、可愛いステッカーが売っているので、ステッカーを貼った上から透明塗料で塗装してみても可愛いですね! 扉を入れても6枚の板でできるので、初めてノコギリを使う方やお子さんでも大きな負担も無く楽しんで作っていただけるかと思います。「ここに収納ボックスがあったら便利だけど売ってないのよね……」「おしゃれな木箱って高いし、思うようなのがない……」といったお悩みを、この機会にDIYで解決してみませんか?

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