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【ミニマリストおふみの相談室】長距離移動時にメイクを軽量化したい!

2023.02.24

今回のミニマリストおふみの相談室は「長距離移動時のメイク道具を軽くしたい」というご相談です。
ライブの遠征や出張など宿泊を伴う長距離移動時は生活必需品を持っていかなければならないうえ、帰宅時にはグッズやお土産で荷物が増えることを考えるとメイク道具はなるべく軽量化したいですよね。おふみさんは最近オンライン会議のために最短時間のメイクを考案されたそう。その経験を含めメイクの軽量化について教えていただきました。

ご相談ありがとうございます。
こちらの記事には掲載していませんが、実際の収納の様子を撮影いただいた写真もお送りいただいています。

メイクの軽量化、多くの方が直面している問題なのではないでしょうか。特に遠征などで旅が多い方にとって、荷物量を左右する化粧品の厳選は大きなテーマですよね。わたしも雪国在住時はイベントの前乗りをすることが多く、高速バスも頻繁に利用していました。また毎月1回1週間ほどの出張があったので、仕事でも頻繁に旅の荷造りをする機会がありました。
そして今、オンラインの打ち合わせ前に3分で化粧を終える「超最短メイク」を編み出して日々を過ごしています。笑

これらを踏まえてお話ししていきたいと思います。

ライブという晴れの場で、どれくらいメイクしたい?

ご質問者さんにとって、ライブはどれくらいめかし込みたい場でしょうか。これは推しているコンテンツやグループによって異なってくるのかなと思います。

例えばわたしの場合だと、舞台俳優が推しなのでライブの日は自分の持てる力の限りを尽くして化粧したいと思っています。推しが肉眼で見られる距離にいるライブや舞台観劇は、人生最大級の晴れの場なのです。なので、「とにかく荷物を減らして時短メイクをしたい」というよりは、「大荷物にならない程度にしつつ、最大限力を入れて化粧したい」と考えています。反対に、客席に降りてのファンサービス等もなく双眼鏡で豆粒くらいの推しを見るようなアリーナライブだったりしたら、荷物の軽量化を最優先に考えます。

ハレとケという言葉がありますよね。非日常の「ハレ」と日常の「ケ」。仕事、友人に会う、ライブ、それぞれハレとケのグラデーションのどこに位置するかが違ってくると思います。ライブというイベントはご相談者さんにとってどの位置にあるのかを炙り出してみてください。そして、それに合ったメイクを決めましょう。

もしご相談者さんにとってライブが最大のハレで、化粧品はある程度のアイテム数を持って行きたいとなれば、それ以外のアイテムを減らす必要があります。

例えば肌着だけ変えて服は同じものを着る、パーマや縮毛矯正をあててヘアアイロンやカーラーは置いていく、など工夫次第で荷物を減らすことができます。この作業をすることで、持参する荷物に自分で納得がいくので、「荷物が多いかも?もっと減らせるかも?」というモヤモヤから解放されると思います。

家で超少数精鋭メイクを試してみよう

さて、仮に最小限のアイテムを持参したいとなったと仮定します。旅に行く前に、一度自宅で超少数精鋭アイテムでメイクをしてみましょう。ここで冒頭でお話しした「オンライン打ち合わせ前の3分で終える超最短メイクで日々乗り切っている」という話に触れていきます。

コロナ禍以降、仕事の打ち合わせが90%くらいオンラインに切り替わりました。部屋着の上に前ボタンのついたワンピースを被って着替えは完了。次にメイクです。
それなりの頻度で打ち合わせがあるので、普段おでかけする時のような30分そこらかけて化粧するのは負担に感じていました。

通話ツールにメイク機能がついているものもありますが、「メイクが人の動きに追随しきれず眉毛が遅れてついてきているのが気になる」と言っている人の話を聞いて、簡単にでもメイクを施すことにしました。そして、最小限のアイテムで超時短メイクを編み出しました。

まず、ベースメイクは大幅に省略。下地もファンデーションもフィニッシングパウダーもなしで、コンシーラーだけ施します。クマ・小鼻・シミ・あごや頬の赤みだけをさーっと筆で塗ればいいので、ほんの数十秒で肌のアラが隠れます。
次にアイライン、そしてアイブロウ。3色入ったアイシャドウをささっとまぶたに塗って、最後に色付きリップを塗って完了です。

たった3分でもすっぴんとは大違いです。これなら最低限人前に出られるなと感じていて、近所のスーパーに買い物に行く際もこのメイクで済ませています。ちなみに家から出る場合は最初に日焼け止めを塗る工程だけ追加します。必要なアイテムはこれだけ。

これがわたしの最小限のメイクアイテムです。

旅用の軽量メイクセットをつくる

ご相談者さんにとっての最小限メイクアイテムはどんなラインアップになりましたか?
これをベースに、追加したい工程によってアイテムを調節しましょう。例えば「目力を強くしたいからマスカラとビューラーを追加」となれば、ライブを想定してアイテムを追加していきます。

ただ人によって最小限必要なアイテムは変わってきます。例えば“自眉がしっかりとしていてアイブロウがなくても大丈夫、でもチークがないと顔色がすごく悪く見える”など、人によってメイクで映える場所は違いますよね。適宜足したり引いたりしてみてください。

これでご相談者さんだけの「旅用の軽量メイクセット」が出来上がるはず。

もし手持ちのアイテムがかさばる場合は、コンパクトな容器のアイテムに買い換えるのもアリです。
今回のご相談では旅用のアイテムを軽量化したいということでしたが、自宅で化粧品の物量を減らしたいと考えている方も、同様の方法でコンパクト化していけるかと思います。

何か少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。

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