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ベランダにガーデニングやプランター菜園を自分好みに飾る棚づくり

2017.12.26

最近は広い庭や畑が無くても、自宅のちょっとしたスペースでガーデニングや家庭菜園を楽しめるようになりました。色とりどりの花や観葉植物の緑を鑑賞して癒されたり、ミニトマトやピーマン、リーフレタス、ワケギ、ラディッシュなど、日常使いの野菜を自家栽培することがとても身近になって、趣味にする方も多くなっています。

鉢植えやプランターがある光景は微笑ましく感じますが、それらをキレイに飾ることができる棚があるとおしゃれな空間になりますよね。愛情を込めて育てている植物や野菜のように棚も自分好みに作成して、よりいっそうおしゃれな空間にしていただきたいと思い、今回は棚の作り方をご紹介いたします。

どんな棚を作りたいかイメージする

鉢植えやプランターのサイズはさまざまです。せっかく棚を作ったのに納まらなかったら大変です。どんな棚を作りたいか、最初にイメージを固めましょう。棚の高さは一段なのか二段なのか、横幅を長くして並べてきれいに観せたいなど、完成後をイメージする時間も楽しいですね。さっそく今回は、サボテンの鉢植えを並べる棚を作ります。
サボテンの鉢植え

完成した棚はこちら。
サボテンの鉢植えを並べた棚

サボテンをならべるおしゃれな棚のつくり方

≪用意するもの≫
電動ノコギリと一般的なノコギリ  電動ドリル

・木材(サイズや色合いなどはお好みで)
・電動ノコギリ(無い場合は一般的なのこぎり)
・電動ドリル
・ドライバー
・メジャー
・サンドペーバー
・カナヅチ
・クギ
・針金(お好みの色)

ペンキを塗装する場合は以下も必要です
・ペンキ(木材保護塗料を塗装すると長持ちします)
・刷毛(ハケ)
青色のペンキをハケで塗装する

1.木材の寸法を測る
作りたい棚に必要なサイズに合わせ、木材にマジックなどで印をつけます。無駄な木材がでないよう、効率よく寸法を測っていきましょう。

2.木材をカットする
印に合わせて電動ノコギリで木材をカットします。カットには電動ノコギリがあると大変便利ですが、なければ普通ののこぎりでも大丈夫です。手を切らないように注意しながら、必要な枚数の木材をカットしましょう。

※ここまではゼロから棚づくりにチャレンジしたい方向けにご紹介しました。「のこぎりを使うのが怖い」「そこまで手間はかけられないけど自分好みの棚は作ってみたい」という方は、ホームセンターなどで木材を購入する際にカットまでしてもらいましょう!
最近は木材のカットをしてくれる店舗も増えてきました。お店の方にお願いすれば、サイズ間違いやケガの危険性も無くなりますね。

3.クギを打つ場所に電動ドリルで穴を開ける
木材が厚い場合はクギを打ちづらいことが多いです。クギを打つ場所に電動ドリルで穴を開けておくと打ちやすくなります。電動ドリルが無い場合、手間はかかりますが錐で穴を開けると打ちやすくなります。

4.クギで木材同士を固定する
木材の厚さや用途にあった長さのクギで木材同士を固定します。間違ってカナヅチで手を打つととても痛いので、慎重に作業しましょう。

5.サンドペーパーで木材の表面を滑らかにする
サンドペーパーで木材の表面をこすると表面の凹凸がなくなり、触り心地がなめらかになるだけではなく、ペンキも塗りやすくなります。ペンキを塗る場合は、特に大切な下準備です。

6.ペンキで塗装する
ペンキ塗装は必須ではありませんが、保護成分を含む塗料などもあります。せっかく作った棚を長く使い続けるためにも、塗装をオススメします。ペンキは重ね塗りをすると色ムラが少なくなり、きれいに仕上がります。重ね塗りをする際は、1回目のペンキが完全に乾くのを待ってから2回目の塗装を行いましょう。

7.針金を設置する
今回はサボテンの鉢植えが落下しないよう、棚の前面に針金を設置します。針金を巻き付けたい部分に印をつけ、クギを打ち込みます。クギを打ち込む高さが棚の左右で異なると、斜めになってしまうので注意しましょう。クギを打ち込んだら針金を巻き付けます。

8.鉢植えを飾る
あとは自分好みに鉢植えを飾りましょう。
木材をカットするところから始めると少し時間はかかりますが、楽しみながら作業すれば時間はあっという間です。
完成した棚にサボテンの鉢植えを並べる

DIYを楽しむ

今回は鉢植えが落ちないように針金を使いましたが、木材だけで組み立てた棚であれば活用できるシーンも広がりそうですね。お店にいけばおしゃれな収納棚はたくさん売られています。購入したもので空間を創ることももちろん楽しいですが、好みのものを自分で作って使うと「我が家」や「暮らし」への思い入れが深くなりそうです。あなたのお家にぴったりな棚づくり、ぜひトライしてみてください。

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