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推しのグッズが増えすぎる!収納できる数に絞るには?【ミニマリストおふみの相談室】

2021.10.22

趣味のグッズは増えやすく収納に困るものも多いかと思いますが、いわゆる“推し”がいる場合のファングッズは使うだけではなく、推しへの思い入れから手放しがたいもの。今回のミニマリストおふみの相談室はマイナーなアイドルのファングッズの整理に関するお悩みです。収納にも限りがあるなか手放さなければならないものの、再度手に入るとは限らない思い入れのあるものは、どう気持ちの整理をつければいいのでしょうか。


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<相談文>
とあるマイナーなアイドルのファンなのですが推したい気持ちと物欲と課金したい気持ちのはざまで困っています。
事務所にも所属していないのでできるだけグッズなども買い応援したいのですが
マイナー故にメルカリなどでも需要がないので物を手放す際は基本的に捨てることになります。

ペンライトやTシャツ缶バッジやタオルなども定期的に代わり
オンライン参加であってもライブの際はなるべく新しいグッズで応援したいので
何も考えずに買っているとどんどんグッズが増えていってしまいます。
ただ昔のグッズの再販はないことと捨てるしかないことを思うと悩ましいです。

嵩張らないチェキ等の紙物は課金しやすいのですがチェキ自体にそこまで魅力を感じず
(スマホの方が画質もいいので。。。)しかし推しの手書きコメントが入っているものなどは
推しの数分間が詰まっていることを思うと燃やされることに耐えられません。
課金すればするほど捨てなくてはならないものが増えるのでどうしようかと思っています。

捨てるしかないグッズの整理、課金したいファンとしての気持ち、どう折り合いをつけたらいいでしょうか。


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この度はご相談ありがとうございます。
あまりにも共感して頷き続けておりました。

>>捨てるしかないグッズの整理、課金したいファンとしての気持ち、どう折り合いをつけたらいいでしょうか。

捨てるしかないグッズの整理、課金したいファンとしての気持ち、どう折り合いをつけたらいいか。
私も悩みながら少しずつルールを決めている最中です。
推しを推しながら身軽に暮らしたいので、折り合いをつける方法を一緒に考えていきましょう。
ご相談者さんとは推しているジャンルが異なるので少し悩みが異なる部分もあるとは思いますが、取り入れられそうな部分を取り入れてみていただけたらと思います。



>>できるだけグッズなども買い応援したい

この言葉にもとても共感しました。
そうなんですよね。応援がしたいんですよね。

わたしもとある俳優さんを推しているのですが、「Aさんを推している人はここに居ます」という意思表明と、今後も推しのグッズが出続けてほしいがためにグッズを買います。
そのグッズが欲しいからというよりも、応援の気持ちが大きい。
グッズとしては同じようなものはいくつも不要でも、推しの活躍のためにできることをして支えたいという思いから購入する。
それは「もの」を買っているのではなく、「推しを応援する」という行為にお金を払っているんですよね。


毎年増える公演グッズや昔のものはどうするか。

>>ペンライトやTシャツ缶バッジやタオルなども定期的に代わり
オンライン参加であってもライブの際はなるべく新しいグッズで応援したいので
何も考えずに買っているとどんどんグッズが増えていってしまいます。
ただ昔のグッズの再販はないことと捨てるしかないことを思うと悩ましいです。

例えばご相談いただいている昔の公演グッズについて。
公演期間の終わった今、そのグッズを使うことはありますか?
アーカイブ映像が定期的に配信されて、その度にグッズを使っているなど、その機会が年に何回かあるなら残してもいいと思います。
ただ、過去のグッズは公演終了後に全く使う機会がない場合、ものとしての役目の9割方は終えていると言えるのではないでしょうか。

そのグッズが本領発揮するのは、基本的に公演期間中ではないでしょうか。
それを購入したことで推しを応援することができました。
そして、その公演で新しいグッズを使って応援するという目的を達成しています。
そのグッズの役目はほとんど終えているのです。
プレゼントは気持ちの授受をした時点で役目の大半を終えているのと似ているかもしれません。

増えていく昔のグッズで悩んでいるのであれば、どの程度残すかというルールを決めましょう。

例えば物量との兼ね合いで、グッズは一定数だけ残す方針をとり、
最新公演+過去1公演分のグッズを残し、それ以前のものは手放すという形にしてもよいです。

それでは気持ちの整理がつかないものもあると思います。
例えばそれが推しの卒業公演のもので、その年の応援グッズは全て思い出として残したい、といった場合です。
もしそのグッズを見返す度に思い出が蘇り思い出に浸ることが楽しみであるなら、今でも「観賞用の思い出の品」という用途がある状態です。
その場合はもちろん持ち続けたら良いと思います。例外も作りつつ、基本の方針を策定してみましょう。


●”手放したいけど手放せない”or”手放すべきだと思うけれど手放したくないどちらなのか考えてみる。

推し活と一言で括っても、推しのいるジャンルによってグッズの取り扱いが変わってきますね。

>>マイナー故にメルカリなどでも需要がないので物を手放す際は基本的に捨てることになります。

相談者さんの場合、ここがポイントになってきますよね。
フリマアプリで流通している場合は、後からハマった人にお譲りするという形をとれるので気持ちの整理がつけやすいと思いますが、
フリマアプリで流通していないということは手放す際に捨てることになるので、推しにまつわるものが燃やされると思うと堪え難いと感じてしまいますよね。

加えて、一度手放すと後で買い戻すことがほとんど不可能であると思うと、手放すという決心も相当ハードルが高くなりますよね。

ところで、手放すか迷うものには大きくわけてこの2つがあると思います。
「手放したいけど手放せないもの」と「手放すべきだと思うけれど手放したくないもの」これが混在していると思います。

「見るたびに手放そうかと思うけれど、捨てるしか方法がないから罪悪感を感じたり、もったいないと感じて手放す決断ができないもの」
=本心は手放したい

「全然使ってないので手放すべきだと思うけれど、思い出深いからどうしても手放したくない」
=本心は残したい
というのは似て非なるものですよね。

本心は手放したいと思っていて、手放すこと自体にハードルがあるのならば、買い戻せるかどうかに関わらず、手放し方に納得できたら手放せます。

後者の場合は、気持ちの整理がついていないものを手放すと後悔する可能性があります。
納得いくまで持ち続けた方がよいと思います。

自分にとって、手放すか迷うものはどちらに分類されるものなのか、一度分析してみることをおすすめします。

パターン1“手放したいけど手放せないもの”の対処法

グッズを見るたびに「手放したいけど手放せない」とストレスを感じるようなら、グッズ所持量の上限を設けて、上限を超えたら写真に撮って手放す。

>>嵩張らないチェキ等の紙物は課金しやすいのですがチェキ自体にそこまで魅力を感じず(スマホの方が画質もいいので。。。)しかし推しの手書きコメントが入っているものなどは推しの数分間が詰まっていることを思うと燃やされることに耐えられません。

チェキ自体に魅力を感じておらず、できれば手放したいと思っているけれど、捨てるしか方法がないために踏ん切りがつかない状態かと思います。
手放したいけど手放せないパターンですね。

こういった手放したいけど手放せないものは前述のように、「応援する」という行為にお金を払ったと考えます。
チェキに課金するということは、推しを応援している人は少なくともここに一人います、という意思表明ですよね。
チェキ自体に魅力を感じていないのであれば、応援のおまけでついてきたものだと考えてみましょう。“チェキを購入”という行為で推しを応援した時点で、ほとんどの役目を終えているわけです。あくまでも目的は応援なのでその副産物を物理的なものとして持ち続ける必要はありません。
デジタルデータで管理したいと感じているなら、それでも構わないと自分を許してみてください。そのものを手放しても、推しが自分のために数分間の時間を与えてくれたことは消えません。

360度写真に撮って、高解像度で保存しておけばいつでも見返せます。
チェキよりもデジタルデータの方が画質が良いと感じていらっしゃるので、物理的な所有欲や収集欲はそれほど強くないのではと感じました。なのでご相談者さんにはデジタルデータ管理は比較的向いているように思いましたが、いかがでしょうか。
そして推しの写真をゴミとして捨てることに抵抗があるなら、神社などで写真のお焚き上げを依頼するという方法もあります。一度調べてみてください。


過去の公演グッズも同様に、「グッズは箱1つ分」など上限を設けます。
最新のものだけ残す、2公演分だけ残してそれ以前のものは手放す、思い出深いグッズのみ残すなど、「残す基準」を設けて、上限を超えたものを定期的に手放します。
こうすれば際限なく物量が増えていくのを防げます。
上限を超えた分は、やはり写真に撮っていつでも見返せるようにすれば手放した後も楽しむことができます。

パターン2“手放すべきだと思うけれど手放したくないもの”の対処法

パターン2-①手放すべきだと思いながらも手放したくない気持ちの方が大きい場合、グッズ以外のものを整理して空間を確保し、グッズは持ち続けることとする。

手放したくないものを無理に手放しても後悔します。
その場合、好きなジャンルのものを残すために、それ以外のものを見直して収納スペースを確保するのもひとつの手です。

ただし、人は生活をしなければなりません。
家の持ち物の8割が趣味のもので、残り2割しか生活用品がないほど趣味の品で埋め尽くされているとすれば、比率に偏りがあると言えます。
生活導線がとれなくて家庭内事故が起こるレベルになっているなど、生活に支障が出るほどの偏りがある場合は比率の見直しが必要ですが、
多少不便しても耐えられるレベルであれば、他のジャンルのものを減らすことで対応してみても良いでしょう。


パターン2-②手放したくないけれど空間を確保できない場合、レンタルスペースを使って家以外の場所で保管する。(ただしお金がかかる。)

上記の方法では家に収まりきらなくなり、それでも物理的なものを残したい場合は、ものを所有するために課金することも視野に入れてみます。

トランクルームのレベルの広さを借りたいとなるとそれなりにお金がかかりますが、一箱数百円で収納場所をレンタルできるサービスもあります。
例えばサマリーポケット(https://pocket.sumally.com/)のサイトによれば、レギュラーボックス(幅43㎝×奥行き37㎝×高さ33㎝)を使用してレギュラープランで契約すると月額330円/箱です。
年間で3,960円。
これだけのお金を払ってでも残したいと判断したら、こういったサービスを使うのも手です。
そのお金がもったいないと感じるようなら、手放すことを検討してみてください。

ここまで試してみても、判断に悩むものもありますよね。
手放すハードルが高いものを目の前にした時に私がよくやる方法ですが、
今から100年後のことを考えます。

100年後には相談者さんも推しも私もこの世にはいません。
私たちが住んでいた部屋ももう存在しないでしょう。所持品もありません。推しのグッズも。
死んだらこの身一つで棺桶に入ります。


人はものを持ち続けることはできません。
いつかは必ず手放す日が来ます。
この身一つで旅立つ日が来ると思うと手放せるものもあるのではないでしょうか。

何か少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。

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