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クローゼットを有効活用するための収納術と便利グッズ! 衣類収納のコツとアイディア

2019.04.26


快適な空間、落ち着けると感じる空間は、整理整頓された場所だという人は多いのではないでしょうか。脱いだ服が床に散乱していたり、クローゼットの中が雑然としすぎていて、洗濯物をしまうスペースがなかったりすると、なんとなく落ち着けませんよね。クローゼットの中を適量化し、目に付くところに必要以上のものが置かれていない快適空間を目指しましょう。今は、整理整頓の為の便利グッズが多数販売されています。これらを上手に使って、一目でどこに何があるか分かる収納を目指しましょう。

衣類収納の考え方とトレンドが変わってきています


昔の住宅は、畳の部屋に大きな押入れがある造りのところが多かったですが、現在はフローリングにクローゼットという家が増えています。大きなクローゼットがある部屋であればよいのですが、収納が小さかったり、全くなかったりするとタンスなどの収納家具を用意せざるを得ません。しかし、最近はタンスなどの収納家具に頼らず、ハンガーラックなどに洋服をかけて整理する、「見せる収納」が流行ってきています。

収納に「しまう」ことに慣れていると「“しまわずに”きれいに見せるのが難しいのでは……」と思うかもしれませんが、隠すよりも見せた方が整理整頓をするには効率的な場合が多いのです。なぜなら、部屋にいるときは常に目にすることになるので、きれいにしなければという心理も働きます。見える範囲がきちんと整っておらずに雑然としたままでは気になって仕方がないですよね。そのため、おのずと整理することになり、収納範囲に収まるだけの衣類や小物を取捨選択せざるを得ない状況になります。その結果、衣服の適量化に繋がるのです。

例えば、部屋に来客がある時、散らかった部屋をとりあえずなんとかしようと押入れやクローゼットに雑然と物を押し込んだ経験はないでしょうか?その場合、来客が帰った後に整理する必要がありますし、衣服をたたまずに押し込んでいたらシワにもなってしまうでしょう。このような状態が日常化していると、誰かを呼ぶ度に整理し直す膨大な無駄な時間が発生してしまいますし、その内に整理する意欲すらなくなる可能性も。見せる収納が日常化、つまり、衣服の適量化や収納方法がきちんとまとまっていれば安心ですよね。そのためにもあなたの部屋にあった収納グッズを上手く活用して、快適空間を実現させましょう。

”見せる収納”を目指すときのコツやアイディアグッズ


以前は、高額で大型のタンスなどが主流だった収納家具ですが、最近はリーズナブルでコンパクトなハンガーラックが流行しています。見た目もおしゃれなものが多く、ハンガーラックに半分引き出しが付いているものや、カーテンがついているもの、まるでおしゃれなショップのようなハンガーラックなど、どれにしようか目移りしてしまうほど。中には、折りたたみ式のものもあり、使わないときは小さく邪魔にならないように畳んでおくことができるものもあります。ハンガーラックといえばスチール製のイメージがありますが、最近は木製など部屋の雰囲気にあったものも選べます。

おしゃれになってきているハンガーラックですが、ハンガーラックで見せる収納をする場合、注意しなければならないのは、洋服を掛けすぎないという点です。掛けすぎると洋服の重さで転倒しやすくなり危険ですし、見た目もよくありません。おしゃれなハンガーラックでも部屋に入ったときに、ごちゃごちゃしている洋服の束が目に入るとうんざりしてしまいます。それではハンガーラック収納は、どのようにすれば、お洒落で、効果的に収納できるのでしょうか?

例えば、洋服のカラーをなるべく揃え、左から明るい順に掛けたり、コート、ジャケット、パーカーといったアウターのみを掛けたり、コーディネートごとに掛けたりとテーマを決めて掛けるとよいでしょう。見せる収納のよい点は、衣服の適量化ができることです。掛ける服を厳選する必要がある為、余分なものは持たなくなります。そうすることによって、無駄を省き、「今日は、何を着よう」と悩む時間も少なくて済むので、その分別のことが出来るようになるのです。

収納術を工夫するだけでクローゼットがもっと便利に

見せる収納ではなくクローゼットを使う場合も中が雑然としていると、朝の支度等で忙しい中、アイテムを探す手間が増えます。そうならないために、一目見て必要なものがどこにあるのか分かるようにしたいですよね。そこで活躍するのが100円ショップで売っている数々のグッズです。

例えば、Tシャツなどを収納するとき、畳んで重ねると、下のほうにあるTシャツが取り辛いですよね。そんな時は、箱とブックスタンドを使います。畳んだTシャツをさらに折、よこに積み重ねるのではなく、立てて箱に入れるのです。倒れないようにブックスタンドを使います。そうすれば、着たいTシャツが上から見て一目瞭然です。他にもハンガーがかさばって衣類をかけるスペースがないときは、1本のハンガーに掛ける部分が2、3個ついているハンガーを使うとよいでしょう。同じジャンルの衣類をかけておいたり、コーディネート別にかけておいたりと工夫ができます。

またお皿を立てて収納するスタンドをクローゼットの扉や壁に取り付けると、ベルト掛けとして使えます。複数のたなをくっつけて使用するジョイントラックなどもバッグや小物置きとして使えて便利ですね。衣類が適量化されていれば春夏ものと秋冬ものでクローゼット内をジャンル分けすることで衣替えも大変なくなります。クローゼットの中が一目で分かることによって、必要なもの、足りないものが把握できるので似たようなものを再度買ってしまうミスも防ぐことができるでしょう。い。不必要なものを買うこともありませんので、衣類の適量化が維持されます。

収納にかかる時間の無駄を省くことで、その分、他の事にお金や時間を使うことができるようになりますね。。このように、クローゼットは、誰かに見せる場所ではなくてもキレイに整理されているとよいことばかりです。いい住まいは、整理整頓から作られます。

収納方法の工夫でより快適ないい住まいへ


今、クローゼットの中が雑然としている人でも大丈夫です。GWや夏休みなどの長期休暇を利用して、クローゼットの中を見直してみましょう。クローゼットの大きさにもよりますが、持っている衣類を全て出して要不要を仕分ける必要があるため、時間がたっぷりある日に一気に作業する方がよいです。仕分けてみると、案外もう何年も着ていない昔の服が眠っているかもしれません。仕分けすることによって、今の自分に必要か否かを知ることができ、衣類の適量化がはかれます。

残念ながら無駄なものは無駄を呼びます。無駄は、時間をいたずらに消費させます。無駄な時間を過ごすことのないように、まずはクローゼットの整理から始めてみませんか?収納を工夫することによって、今まではなんとなく過ごしていた生活するためだけの部屋が、快適空間に変身します。時間があれば、クローゼットだけでなく、その他の収納にも目を向けて見て下さい。隠すだけでなく、見せても大丈夫な工夫を。やっているうちにだんだんと工夫することが楽しくなってくると思いますよ。収納上手になってあなたも快適な空間、心から好きになれるいい住まいを手に入れてみませんか。

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