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冬の洗濯物を早く乾かす!乾かない原因と対策方法をご紹介

2019.12.16


冬になると必然的に着込む量も増えるため、洗濯物が大変になってきますね。厚着になることで、日々着用する衣類の枚数が増えるだけでなく、厚手の生地の物が多く嵩も増すため、特にご家族の人数が多い方は洗濯物の量に悩まされることも多いのでないでしょうか。冬は空気が乾燥していて洗濯物が乾きやすいのではと思いがちですが、実際に冬の洗濯物は乾きにくく、対策に困っているという方も多くいるようです。ここでは冬場の洗濯物が乾かない原因と早く乾かすための対策方法をご紹介していきます。ちょっとしたポイントを押さえて、毎日の生活を快適に変えていきましょう。

冬の洗濯物はなぜ乾きにくい?


冬の洗濯物が乾きにくい大きな理由は2つ。気温が低くなることと干す場所の湿度が高いためです。冬は空気が乾燥しますが、天候の影響もあり、洗濯物を部屋干しすることが多くなるのではないでしょうか。その場合、限られた空間の中で湿った洗濯物を干すことになるため、一気に室内の湿度が高まってしまいます。では外に干せばその問題は解決するのかというとそうではなく、湿度の問題は解決されても外は気温が低いため空気中に洗濯物の水分を十分に蒸発させることができず乾きにくくなります。冬は日照時間も短くなっているため、日光で蒸発させることも難しいですよね。

冬に洗濯物を干した場合、いつまでたっても乾いているのかわからないという状態になってしまうのはこのような乾きにくさが原因にあります。洗濯物が乾くまでの時間がかかればかかるほど、洗濯物が半乾きの状態で放置されることになり、その間に雑菌が繁殖して半乾き特有のいやな臭いが発生してしまうという二次トラブルも発生してしまうことも。このようにならないためにも、冬に洗濯物をスムーズに乾かすためのポイントを抑えた対策を行うことで、問題を解決しましょう。

早く乾かすポイントを押さえよう


洗濯物が乾く3大要素は、気温、湿度、風です。乾かす衣類の素材によって乾きやすさが異なる場合もありますが、周囲の環境が乾きやすさに影響していることがほとんどです。この周囲の環境に関しては、洗濯物を干す際のちょっとした工夫で乾かすスピードを短縮することができます。よく言われることとして洗濯物を干すときには、できるだけ洗濯物同士の間隔を開けるようにしましょうというのがありますが、これは通気を確保するためで、少なくとも洗濯物同士がくっつかないように、できれば20センチ程度は離して干すのがおすすめです。

とはいえ、洗濯物を干すスペースにも限界がありますよね。その場合は、洗濯物の厚さや長さが交互になるように干すことで風通しをよくすることができます。例えば、薄手のTシャツを続けて並べた後に厚手のスウェットを並べるのではなく、Tシャツの後にスウェット、その後にTシャツと交互にするだけでも効果があります。薄手で小さいハンドタオルと分厚くて大きいバスタオルなども同様に、交互に干すと良いでしょう。また、部屋干しの場合一度に大量の洗濯物を干してしまうと必然的に部屋の湿度も高くなってしまうため、乾きにくくなってしまいます。小分けにして洗濯ができるようであれば、こまめに干すことで湿度も抑えられますし、スペースも生まれて間隔を空けて干すことができるので、早く乾かすことができます。少し面倒にも思えますが、一度に干してしまいいつまでたっても半乾きのまま、というよりはすぐに乾かして次の洗濯物をしたほうが結果的に早く片付くかもしれません。

便利な道具を使えばもっと楽に


洗濯物を早く乾かすために、道具の力を借りるのもスマートな方法です。まず最初にご紹介するのは衣類乾燥機です。洗濯物をそのまま衣類乾燥機に入れて後は待つのみ。簡単に洗濯物を乾かすことができます。電気式とガス式がありますが、一般的にガス式の方が早く乾くと言われていますが、設置工事が必要になる為、簡単に設置できる電気式も人気があります。衣類乾燥機以外にも部屋干し機能のついた除湿器もあります。部屋の一室を一時的に洗濯乾燥用として使用し、部屋干し用の除湿機を使う事で早く乾かすことができます。部屋干し用の除湿機がない場合は、エアコンの除湿モードとサーキュレーターを組み合わせることでも代用可能です。部屋の湿度を下げながら風通しをよくすることができるダブルの効果が期待できるので、衣類乾燥用の家電を新たに買わなくても早く乾燥させることはできます。また、最近は浴室乾燥機が備わっているご自宅も多いと思いますが、この浴室乾燥機を活用することで通常の部屋干しよりもはやく洗濯物を乾かすことができます。これらの家電は大変便利ですが、その一方で電気代が高くなってしまうデメリットもありますので、その点も加味して使用するかどうか検討しましょう。

このような家電以外にも、スーパーやホームセンターなどで簡単に購入できるグッズで対策することもできます。クローゼットやシューズボックスなどの収納スペースに設置する除湿剤も、実は洗濯物を乾かすのにも便利なアイテムなのです。湿気を含んだ空気は重く下にたまる性質があるので、その性質を考慮して下に置くことで効率的に湿気を取り除くことができますし、いくつか除湿剤を置く場合は部屋の中に均等に置くことで湿気の偏りが亡くなり更に効果が高くなります。除湿剤を切らしている、わざわざ購入するほどでもないという場合には、代替として新聞紙を広げて下に敷いておくだけでも効果があるのでおすすめです。ちなみに少し見た目は悪くなりますが、新聞紙を丸めて置くことで新聞紙が空気に触れる面積を増やすことができるので、更に効果がアップします。その他にも、今は部屋干し専用の便利グッズもたくさん売られており、エアコンに引っ掛けて使うタイプのハンガーや、洗濯物の間隔をワンタッチで変えることができる伸縮性のあるハンガーなど、アイディア商品なども活用してみるのもよいでしょう。ご自宅の環境や洗濯物の量など、ライフスタイルに応じて適した方法を試してみてください。

冬の特性を知って乾かないイライラを解消しよう


冬は寒さ、乾燥、日照時間の短さなどでただでさえ気分が落ち込みがちという方も多い中で、毎日の洗濯物が乾かないと更にイライラがたまってしまいますよね。カラッと乾いた洗濯物を着るとやはり気分も上がるので、少しでも早く乾かして、ストレスフリーに洗濯をしたいものです。冬は気温が低くなることで洗濯物の水分も蒸発にくくなってしまいますが、このような冬の特性を知ることで、その対策も立てやすくなります。《追記》衣類乾燥機や除湿器、浴室乾燥、エアコン、サーキュレーターなどを活用する、洗濯用便利グッズを揃える、こまめに洗濯をするなど、様々な方法が考えられます。ご家庭の状況に応じた適切な改善策を取り入れて、快適な冬を過ごしましょう。

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