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お客様目線の建物調査診断で大規模修繕工事をサポート|HP修繕NEWSコーナー更新|PRヨコソー

2019.09.13


大規模修繕工事に関わるヨコソーの現場代理人営業についてはご紹介してきましたが、大規模修繕工事は他にもさまざまな役割を持った部署によって支えられています。今回は専門的なスキルによって大規模修繕工事をサポートする、“技術品質課”にインタビューしました。お客様と直接関わる現場代理人や営業とは違い、お客様と関わる機会は少ないものの大規模修繕工事でお客様の目に触れる、ありとあらゆる図面はほとんどがこの技術品質課で作成されています。『社員インタビューVol.04』はお客様の目に触れる説明資料の図面や工事が終わった後にマンションに保管される竣工図書の図面などが、お客様にとって読みやすく、現場代理人や営業が伝えたいことを伝えられるようにと、日々パソコンと向き合い図面を作成する技術品質課/今野にインタビューしました。

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正確な図面づくりで営業や現場代理人をサポート

一言で「図面」言っても、大規模修繕工事で必要な図面は多岐にわたるのだそう。施工会社選定のプレゼンテーションで使用する“仮設計画図”、工事終了後にどの箇所の下地補修工事を行ったのかを示した“下地補修図”など、同じ建物の工事でも用途に合った図面を作成する必要があります。例えばプレゼンテーションや工事前説明会で使用される“仮設計画図”は、大規模修繕工事中に敷地内にはどのような物が置かれるかということが書かれた図面です。大規模修繕工事中は工事に必要な設備がマンションの敷地内に設置されますので、図面で事前に配置を知っていただくことができればお客様も大規模修繕工事中の生活をイメージしやすくなります。また、いわゆる平面的な図面のほかに、3Dのイメージ画像を作成することも。これは、大きく外観が変わる工事において工事後をイメージするのが困難な場合に、設置するものや色などを決定しやすくするために作成されています。大規模修繕工事を何回も経験している現場代理人と違い、十数年に一度しか経験しないお客様にとっては外観の変化は想像しにくいものですので、3Dのイメージ図を見ることができると検討もしやすいですよね。図面づくりの大きな役割として、大規模修繕工事に不慣れなお客様でもイメージしやすいようサポートする、ということがありそうです。

建物調査診断は大規模修繕工事前の大事な判断材料

図面の作成で日々パソコンに向かう技術品質課ですが、時には実際に建物まで行って現地調査をすることもあります。営業担当者の話と写真だけでは建物の構造が分かりにくい場合や、どのように仮設物が設置できるのか判断が難しい場合などには、現地調査で見てみないことには図面が描けないのだそう。隣地との境界が十分にない場合には、足場が仮設できない可能性もありますし、公道に足場がはみ出てしまう場合には労働基準監督署に許可を得る必要があります。図面を描く本人がイメージできていないとお客様にとって分かりやすい図面にはならないため、曖昧な部分は残さず確認することが正確な図面を描くためには必須なのですね。

図面作成がメインの技術品質課ですが、図面の作成以外にも建物調査診断も担当しているのだそう。建物調査診断は、大規模修繕工事実施が決定した後の調査とは違い、大規模修繕工事を実施する必要があるかの判断や建物の劣化状況を把握するための調査で、大規模修繕工事を適切なタイミングで行うために重要な調査となっています。建物調査診断時は足場の架設はせず、主に廊下内などを目視や打診で調査を行うことが多いですが、気を付けているのはお客様目線であることなのだとか。打診調査によってわかるタイルや塗膜の浮きも劣化状況を知る上で重要な要素となりますが、毎日廊下を通っているお客様にとっては、見た目でわかるちょっとした傷やヒビなどの劣化の方が気になりますよね。そういったお客様目線で気になる劣化については、撮影して記録に残しておくようにしているのだそうです。普段お客様が住んでいる場所だからこそ、お客様にとって劣化しているかどうかも判断材料として重要といえそうですね。

使う人が使いやすい図面づくりを


多くの営業担当者や工事担当者から図面作成の依頼を受ける技術品質課ですが、図面作成をするだけでなく、他の人が手書きで記入した図面や新築時の竣工図面を読み解く必要がある場合もあります。建物の図面を作成する場合、新築時の竣工図面を基に作成するそうですが築年数が経過したマンションは、その分新築時の図面も古くなっているため文字が潰れてしまっている場合もあり、読み取るのが大変なのだとか。下地補修図を作成する場合も同じく、下地調査の作業員が手書きで作成したものを基に作成するため、読みにくい場合もあるのだそう。こういった読み取りにくい図面を読み解かなければならない場合も、分かるまで担当者に聞いたり他の資料を探し、かならず自分で理解してから図面を作成することが重要なのだそうです。どんな図面でも、自分でも理解できないまま書いてしまうと図面上の情報が不足してしまい、お渡しするお客様にとってもわかりにくい図面となってしまいます。

また、仮設計画図などはお客様にとって分かりやすい図面であることと同時に、営業担当者にとってお客様に説明しやすい図面であることも必要です。必ずしも書き込みが細かい図面が好まれるわけではなく、担当者によって使いやすい書きこみ具合が異なるため担当者に合わせて描き方を変えているのだそう。担当者にとって使いやすく説明がしやすい図面であることは、お客様の理解度を向上することにもつながりますので、状況に適した作り分けというのは図面作成において重要なポイントかもしれませんね。

お客様と直接接触する機会の少ない技術品質課ですが、作成した仮設計画図が使われたプレゼンテーションで、お客様に選んでいただいたときには役に立つ図面を作れたことを実感してやりがいを感じるのだそう。お客様と接する機会が少ないからこそ、作成した図面がお客様にとって魅力的であったと実感できるのは嬉しいですよね。

大規模修繕工事でお客様と関わる機会の少ない技術品質課ですが、大規模修繕工事を実施するためになくてはならない課でもあります。大規模修繕工事の記録として竣工図書に挟みこむ下地補修図などは、長期間にわたってマンションに保管されることとなりますので図面を通して最も長くお客様と関わる仕事ともいえそうです。インタビュー全文はヨコソーホームページよりご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

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