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【おふみの相談室】ミニマリスト的防災への備えが知りたい

2019.07.15


日本では毎年さまざまな災害が発生しており、いつ自分が被災者となるかわかりません。首都直下型地震も懸念される状況ではありますが、数多くある防災グッズはすべてを人数分備えようと思うと結構な量に。ミニマリストのおふみさんはどのように防災に備えているのでしょうか。今回は身軽な生活を送りつつ災害に備える方法についてのご相談です。

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大きな災害に備えて、防災グッズなどの備蓄や災害への備えをしたいと思っているのですが必要な物をすべて揃えようと思うと一人分でもかなりの量になってしまい、困っています。
万が一の時に必要なのはわかっているのですが、なかなかスペースを確保することができず防災準備が進みません。
ミニマリストのおふみさんはどのように防災に備えていますか。

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ご質問をお送りいただきありがとうございます。
防災準備、悩みますよね。
地震大国であり、ここ数年はゲリラ豪雨にも頻繁に見舞われるようになっていて、防災は日本に住むなら必須事項だなと感じています。私も手探りですし、日本に住む多くの人が手探り状態なのではないでしょうか。

東京防災というアプリをご存知でしょうか?

東京防災という名前ではありますが、都内でなくとも全国どこに住んでいても勉強になる内容になっています。ぜひご一読ください。
(東京防災アプリリンク)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1005744/index.html

防災については、知識として学んだことを元に、自宅や自分に置き換えてみて「未来予測すること」が大事なのではないかと思っています。震災の経験がない人にとっては、想像力を働かせるほかありません。

この棚が倒れてきたら通路が塞がれるな、この姿見が倒れてきたら危険だな、スリッパは寝室のそばに脱いでおかないとガラスの破片が散らばった床を歩くことになるな、など有事の際の状況を想像して対策していくしかありません。

私の対策も手探りですが、いろんな人がどんな対策をしているのか知り、情報を共有して個々人が取り入れていくことが大事だと考えているので、私がしている対策について書きたいと思います。

持ち出し袋の中身

我が家では防災リュックを一人1つ用意しています。2011年にホームセンターで用意しました。



左上から時計回りに

・防災ずきん
・新聞紙
・着替え(肌着・下着・Tシャツ・靴下)
・非常用トイレ×2箱
・包帯
・救急バン
・ホイッスル
・除菌ナップ
・ウエットティッシュ
・ティッシュ
・アルミシート(防寒対策)
・カイロ
・軍手

これらをリュックに入れて、押し入れの中段奥に収納しています。


ローリングストックと長期保存水

また、長期保存水をキッチンのシンク下に常備しています。5年保存水の2Lを6本ストックしています。備蓄に必要な水は一人1日あたり2〜3Lで、少なくとも3日分は用意しておいた方がいいと聞いたことがあります。二人家族なので一人2L換算で3日分ストックしています。


長期保管できるものは賞味期限を覚えておいて消費する必要があります。賞味期限はスマホのカレンダーアプリに通知とともに登録しています。5年も経つとスマホが変わっている可能性が高いので、端末が変わっても引き継げるアプリにスケジュールを登録。私は「ライフベア」というアプリを使っています。

他には、これも一種のローリングストックだと思うのですが、朝食をフルーツグラノーラにしています。グラノーラは常温で比較的長い期間保管可能な食品です。普段は牛乳やヨーグルトに入れて食べていますが、電気がストップしてそれらのものがなくなったとしても、口に含んで柔らかくすればグラノーラ単体で食べることができます。

ちなみにローリングストックとは


ローリングストック
《〈和〉rolling+stock》家庭で、災害時に備えた食品の備蓄方法の一つ。普段の食事に利用する缶詰やレトルト食品などを備蓄食料とし、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態にしておくもの。ローリング備蓄。循環備蓄。
出典:小学館デジタル大辞泉の解説より引用

また、復旧の順番は電気、ガスの順だと聞いたことがあります。
電気もガスもストップした状態でもお米を炊けるように、カセットコンロと土鍋を用意しています。我が家には電気炊飯器がないので、普段からお米を炊くときは土鍋もしくは炊飯マグを使っています。炊飯マグは電子レンジがないと炊けないので電気復旧後しか使えませんが、土鍋はカセットコンロと水さえあればお米を炊くことができます。普段から土鍋で炊くことに慣れておくのも防災の一つかなと考えています。

有事の際に凶器になりそうなものを極力置かない

以前は本棚やリビングボードなど、置き家具の多い家でした。どれも木製の家具で、かなりの重量。中身を空にしても夫婦二人で持ち運べません。男性二人でやっと持ち運べるほどの重さでした。これに中身が入るとさらに重量が増えます。これが倒れてきたらリビングボード自体が凶器になる可能性があります。

また、倒れたものを自力で持ち上げることができません。通路を塞ぐだけでなく、その中に印鑑やその他大事なものをしまっていると、中身を取り出せなくなります。



極力、倒れてきても自力で持ち上げられる家具を置くようにしたいと考え、少しずつ収納を変えていきました。リビングボードはなくして、そこに入れていた持ち物は大多数を処分し、残った物のほとんどは押し入れにしまうようにしました。



他にも、本棚はやめて、今は無印の「フタ式ダンボールボックス」に本を収納しています。そもそも低いので倒れてこないですし、一つ一つが小さくて自力で持ち上げられる重さなので何かあっても動かせます。
また、賃貸物件に住んでいるという理由もあるのですが、無印などで販売されている壁付けの棚も使わないようにしています。壁の高い位置に落ちてきたら危なそうなものは極力設置しないようにしたいと考えているからです。そして、寝室にはタンスなどの倒れてきたら危険な家具は置かないようにしています。衣類は押し入れにしまっており、また には布団を干すスタンドと折りたたみの読書用イージーチェアがあります。高さのあるものは布団干しスタンドのみですが、これは倒れてきても致命傷にはならないであろう軽さですし、自力で簡単に持ち上げられます。
他に寝室周りで言えば、枕元には防災ラジオ兼ライト兼スマホ充電器を置いています。USBと太陽光と手回しでの充電が可能なものです。また寝室の戸を開けたらすぐにスリッパを置くようにしています。これは外履き可能な「サボ」を室内用に転用しているので、もし床にガラス片などが飛び散っても歩けるはずです。

少しでも参考になりましたでしょうか。私もまだまだ勉強不足です。
防災は人によって必要な備えが変わりますので、いろんな方の対策から学ぶ必要があると思います。これからもアップデートしていきたいと思っています。

 

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