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サビ止め効果も期待! スチール物置に塗装してみよう

2017.12.26

お家にある物置のメンテナンスはしていますか? カー用品や自転車用品など汚れやすいものを入れるのに便利なスチール物置。庭や広いベランダのある家では置いている方も多いのではないでしょうか。容量も大きく外に置ける点もとても便利なスチール物置ですが、設置して年月が経つとだんだんサビてきたり、くすんできたり……庭に設置していると外からも見えてしまうので、気になりますよね。でも買い替えるには高価なうえ、大きいので捨てるのも大変です。今回はそんな傷んでしまっているスチール物置を復活させるための方法についてご紹介したいと思います。
スチール物置

スチール物置の塗装に必要なものを準備しよう

≪必要なもの≫
刷毛(はけ) ※油性用または万能刷毛
養生(ようじょう)シート(今回はマスカーテープを使っていますが、養生できるものであれば大丈夫です)
軍手
サンドペーパー(必要であれば)
塗料 『サビテクト塗料(油性)』

こちらの『サビテクト』、その名の通りサビから守ってくれる塗料です。サビ止めを塗って色を塗って……という手間がなく、これひとつでどちらも済んでしまう優れもの。超速乾型なので1度塗りなら30分ほど(天候により差があります)で、乾いてしまうのも魅力のひとつですね。今回のスチール物置のほかにもシャッターや雨戸の鉄部にも利用できるので、余るようであればせっかくなので他のものも塗っても良いかもしれません。色も13色(3L缶)の中から選べますので、好きな色を選んで塗ってみてください。

では作業前の状態をみていただきたいと思います。
(塗装前)
スチール物置のサビ
屋根は元が何色だったのか分からないほどサビて色あせています。傷のようにサビてしまっているのでかなり目立ちます。ここまでサビて色あせてしまうと、サビ落としだけでは復活は難しいですよね。
それでは作業方法をご紹介したいと思います。

1.塗装作業で周りを汚さないために養生シートで保護をしよう
養生シート  養生に使用するマスカーテープ
作業面を汚さないために養生シートを張ります。写真で使用しているマスカーテープ以外のものでも養生できれば大丈夫ですが、1個300円程度で購入することができ、テープ部分で固定して壁なども養生できるのでおすすめです。また、養生した後にサビている部分がある場合には、サンドペーパーなどでサビをできるだけ削り、塗装をしやすい状態にしましょう。また、服にも汚れがつく可能性がありますので、汚れてもいい服装にしましょう。

2.塗料(サビテクト)のふたを開けて塗料をよくかき混ぜよう
サビテクトをよくかき混ぜる
用意した塗料のふたをあけ、しっかりとかき混ぜます。ここで混ぜ方が足りないと塗料本来の効果を発揮できませんので、周りに飛ばないように気をつけながら混ぜましょう。また、このような缶を開ける時は、隙間に工具などを入れて「てこの原理」を使うと開けやすくなります。

3.塗装のときの塗料の量に気をつけよう

ではいよいよ塗っていきます。塗る際には、塗料を刷毛に含ませた後、缶の口のところで余分な塗料を落としてから塗ると塗料が垂れにくく、スムーズに塗ることができます。欲張って一度にたくさん塗ろうとすると、塗料が垂れたりムラになったりしますので、少しずつ塗っていくのがポイントです。外に置くものですので、最低2度は重ねて塗るようにしましょう。

4.完成
塗り終わったら完成です。綺麗に塗れましたでしょうか。
それでは塗装前と比べてみたいと思います。

(塗装前)

(塗装後)
  

物置を塗り替えて気分もリフレッシュ!

塗装を行うことによって、新品と見違えるほど綺麗になりました。やっぱり外に置いておくとはいえ、人目に触れることもありますし、綺麗な状態のほうが使っていても気持ちが良いですよね。また、使った塗料はサビ止め効果がありますので、今後のサビの発生を防ぐこともできます。カラーバリエーションも豊富ですので、元の色が気に入らない人や飽きてしまった人は、塗り替えてみると気分も変わるかもしれません。
普段あまり傷みを気にしないものではありますが、綺麗なものを使うのはやはり気持ちが良いですよね! 綺麗な物置であれば綺麗に使おうと思うもの。これを機会に物置の中身も整理整頓して綺麗にしちゃいましょう。

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