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リノベーション工事前に家財道具をどう片付ける?【リノベスタッフ目線。こんなお客に困った! シリーズ4】

2018.11.12


自分の家をどうリノベーションしたいか考え、さっそく工事に入ろう! と思ったあなた。
リノベーションは、家がまるまる工事現場になってしまう作業……。
今家に置いてある荷物をどこに置いておくか、決まっていますか?

【リノベスタッフ目線。こんなお客さんに困った! 】シリーズの第四弾。

ここでは、相談カウンターに来た家族たちの中でも、「それじゃあいつまで経ってもリノベーションができないよ……」とスタッフを悩ませた事例そうならないための対策を紹介します。
今回紹介するのは、「リノベーション工事が、荷物が片付けられなくて始められない問題」についてです。

★家具を全部引き払わないと、リノベーションはできない?


今住んでいる住宅のリノベーションをする場合、家具や家電などの荷物がたくさんあると、仮住まいへの引っ越しやいらない家具の処分に時間がかかってしまいます。(リノベーション工事中の仮住まいに関してはこちらの記事をチェック)
特に工事中、親戚の家やホテルに住む場合、自分たちの荷物をそこに移動させるのはあまりにも非現実的。
仮に住みながら、そのままリノベーション工事を行う場合でも、部屋の荷物を移動するのに時間を取られてしまい、通常より工事期間が長くなってしまうかもしれません。
※小規模な工事であれば、家具を動かす必要がない場合もあります。

【工事前の準備~家財道具のお片付け編~】では、以下のような方法で、リノベーション前の「荷物が多くて工事が始められない!」というお悩みを解決します。

・粗大ごみとして処理する
・リサイクルする
・トランクルームを借りる

▼粗大ごみとして処理する


家具などをリノベーションで取りつけ式にする場合には! 、思い切って今までの家具を処分してしまうのもいいかもしれません。リノベーション後の家も新しい気持ちで使えて気持ちいいですよね。ですがタンスやテーブルなどの家財道具をすべて処分するとなると、粗大ごみとしてかなりの量を扱うことになります。処分方法としては大きく分けて2つ「自分でゴミ捨て場に持っていく」方法と「廃品回収会社に依頼する」方法がありますが、どちらも一長一短なので量や物に合わせて使い分けるのが得策のようです。

・ゴミ捨て場の場合


自治体によって価格は異なりますが、家財道具を粗大ごみとして処分する場合には“粗大ごみ処理費用”が必要になります。

【一般的な処理費用】
テーブル・机:700~1000円
ベッド(枠):1000円程度
ベッド(マットレス):1000円程度
書棚:1000~1500円
食器棚:1000~1500円

メリット
∟廃品回収会社に比べて圧倒的に処分費用が安い

デメリット
∟処分する前に、自治体へ連絡が必要
∟自分でゴミ捨て場まで運ばなければいけない
∟テレビ、冷蔵庫などのリサイクル家電は出すことができない

・廃品回収会社に依頼する


ゴミ捨て場に捨てる場合は事前に自治体に予約をしなければなりませんが、廃品回収会社に依頼する場合にはいつでも電話一本で家財道具を処分することができます。特に工事前の物の整理を女性や身体の弱い方がやる場合は、身体への負担を考えると廃品回収会社に依頼をして一緒に片付けた方がいいかもしれません。

メリット
∟電話一本で好きな日時に回収してもらえる
∟処分するものの分別が不要
∟リサイクル家電の回収も可能
∟自分で家具を運ばなくてもいい

デメリット
∟自分で処理するよりも値段が高い
∟不用品が少ないと、回収してくれない場合がある

不用品回収会社の処分相場というのは、運搬の必要がないという反面、粗大ごみで処分するよりも処分費用が高くなります。リノベーション会社を選ぶときのように相見積もりを貰い、最適な会社を探しましょう。(相見積もりに関してはこちら)

▼リサイクルする


ただ捨ててしまうだけではなく、家財道具で少しお小遣い稼ぎをすることができるリサイクル。環境にも優しいのでまだ使えるものなどはこちらの方法が向いているかもしれません。リサイクルする場合には「買取会社に頼む」方法と「ネットで売る」方法の2つがあります。

・買い取り会社に頼む

出張買取をしてくれるところも増えた買い取り会社。ただ、一概に買取会社と言っても取り扱っている商品の種類もそれぞれ違うので、確実に回収してもらい、買取金額を妥当なものにするためには複数店舗を併用する必要があります。

メリット
∟家財道具でお小遣い稼ぎができる
∟自分で運ばなくても回収しに来てくれるサービスがある
∟思い入れのあるものを、他の人が使ってくれる

デメリット
∟店によって買い取ってくれるものが異なる
∟自分でネットオークションをするのに比べ、買取価格が安い

・ネットで売る



フリマアプリを使う人口が増えた昨今。大手フリマアプリ「メルカリ」では、出品すると多くの商品が24時間以内に売れる! と宣伝されていますよね。自分で値段を決められるというメリットはあるものの、個人間での販売のため自分の使っていた家具を魅力的に宣伝する必要があります。また、販売した後はそのまま使われるため商品の状態がいいことも重要です。

メリット
∟自分の好きな値段で販売できる

デメリット
∟自分で発送作業をする必要がある
∟すべての家財道具を商品で売ることは難しい

▼トランクルームを借りる


上記では処分する方法についてご紹介してきましたが、新しくなった家でも自分の思い入れのある家具を使いたいという方もいますよね。そんな方は荷物を預けられるサービスを利用するという方法もあります。運搬方法さえあれば荷物を運ぶだけでリノベーション工事が始められるのが特徴です。

メリット
∟仮住まいがどこでも、家財道具一式を保存できる

デメリット
∟自分でトランクルームに運び込む必要がある
∟工事期間分の料金がかかる

▼おわりに

リノベーションをして心機一転したとしても、これまでの思い出の品もまた大切ですよね。
大切な品々を新居のためにどう管理するか、一つの方法ですべてを処理しようとするのではなく、物に合わせた方法を複数組み合わせるのが良さそうです。きれいになった新居のことを考えて、最良な選択をしましょう!

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