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賃貸でも手軽にDIY!はがせるインテリアシート盛りだくさんの明和グラビアにインタビューしてきた

2018.09.03


今やブームではなく一定の地位を確立したといっても過言ではないのが「DIY」。一昔前は男性のイメージが強かったDIYも老若男女が楽しめるようになり、だれでも簡単にできるよう多くのDIYグッズがホームセンターに並ぶようになりました。そんな中8月23日~8月25日に幕張メッセで開かれた「ジャパンDIYホームセンターショー2018」では、本格的な工具から小物づくりワークショップまで、ホームセンターに並んでいる&並ぶ予定のさまざまな商品を見ることができました。今回はジャパンDIYホームセンターショーレポートの第1弾として、明和グラビアのブースを紹介します。

貼ってはがせるシートが盛りだくさん!


おしゃれなシートが気になって尋ねた明和グラビアのブースは、ブースの中から外までカラフルに彩られ多くの来場者で賑わっていました(あまりにも賑わいすぎてブースの外観が撮れませんでした……)。本業は印刷業を主としているとのことで、発色はもちろん一つの商品でもとにかくカラーバリエーションが豊富なのが印象的。今回はDIYに使えるシート類を主に展示してありましたが、驚きなのは展示されているシート類のほとんどに「貼ってはがせる」という性能を持たせているというところです。賃貸住まいの方や、気分に合わせて貼り換えたい方など、この機能を求めていた方は多いのではないでしょうか。そして貼ってはがせる以外にも驚きの機能を持ち合わせたシートも……今回は明和グラビアの松井さんに未発売の新商品も含め、おすすめの商品を紹介してもらいました!

こすると柄が変わる!? アレンジできるインテリアシート

木材用シート『PAINTED WOOD SHEET』



ブースに入ってすぐに目に入ったのが、こちらのカラフルな木材用シート『PAINTED WOOD SHEET』。カラフルな木材はすべてシートが貼ってあるのですが、まるで塗装をしたかのようなリアルな木目が特徴的です。見た目も精巧にできているこちらのシートですが、触ってみても木目に沿ったざらざらとした触感があり実際の木のような触り心地も楽しめます。そして木目柄の右側に並ぶカラフルなシートをよく見てみると、ところどころ色が異なる場所が……なんとこちらの木材用シート、濡れた布や歯ブラシなどでこすると色が変わるのだそう。試しにウェットシートでこすらせてもらうと、ピンクやグレーのシートはこすったところが白に、白いシートはこすったところが茶色に変化しました! DIYしたいけれど、シートをただ貼るだけではなくオリジナリティがほしいという方向けの商品で、布でこするか歯ブラシでこするかによっても雰囲気が異なってくるので自分好みにアレンジできるのが魅力なのだそう。木材のものであれば貼れるとのことなので、木製家具のアレンジにも良さそうです。

壁紙だってアレンジ『こすってアレンジヴィンテージ壁紙シート』


先ほどの木材用シートとは違い、壁紙の上から貼ってアレンジすることが可能なのがこちらの『こすってアレンジヴィンテージ壁紙シート』です。先ほどと同様こすってアレンジすることが可能なのですが、壁用なので壁に適したおしゃれなデザインになっています。そしてこちらのシートにはアレンジのパターンが数種類あるとのことで、展示してあったのは文字が消えるこちらのタイプ。写真中心部分の円形の模様の中心が消えているのがわかります。

そしてもう一つのこちらのタイプは、レンガの模様部分をこするとコンクリートの柄が出てくるというもの。レンガやコンクリート模様のインテリアシートはときどき見かけますが、シートをつなげる際にコンクリート部の柄が自然につながらず、つなぎ目のところが不自然になってしまうことがあります。またレンガとコンクリートの比率によって印象ががらりと変わってしまうようなことも。でもこのシートなら好きなところだけレンガをはがしたようなデザインにすることができるので、アレンジも楽しくなりそうですね。コンクリート部分を多くしてかっこいい雰囲気にしてもよし、レンガ部分を多くしてカントリーな雰囲気にしてもよし、一部だけをコンクリート柄にしてもおもしろそうです。既製のレンガ柄で満足できない方はこちらのシートを利用してみてはいかがでしょうか。

画像は明和グラビア株式会社ホームページより引用
http://www.mggn.co.jp/product/detail.php#12

隅々までおしゃれに!引き戸に貼れるインテリアシート

和室だってかわいくしたい!『引き戸(戸襖)DECO』



ブースの外側から見てひときわ目立っていたのが、こちらの『引き戸(戸襖)DECO』です。パッと見おしゃれなカフェの壁かな? と思うようなデザインですが、こちらはリビングと和室を仕切る戸襖(とぶすま)や引き戸のデコレーション専用のシートなのだそう。戸襖はサイズが大きいため広いスペースがないと塗装やDIYをすることが難しいですが、手軽に貼ることのできる専用シートならば簡単にできそうですね。商品1つで戸襖が1枚貼れるとのことなので、2枚ある場合にはことなる柄やカラーにしても素敵な空間になりそう。貼ってはがせるので、賃貸の和室を洋風にしたい方にも便利なのではないでしょうか。まだ未発売のこちらの商品ですが、自宅に穴の開いた戸襖がある筆者としては一刻も早くホームセンターに並んでほしいと切に願っています。

窓もおしゃれに楽しもう『WINDOW DECO』



窓に貼る目隠しシートはたくさん売っていますが、『WINDOW DECO』は目隠しではなくインテリアを目的とした窓用シートです。目隠しシートはカラーレスでガラスのようなデザインになっているものが多いですが、こちらのシートはカラフルなグリーンや木のシルエットのようなデザインとなっており、目隠し用シートよりもおしゃれなデザインとなっています。そしてこちらのシートはのりを使用していないため、貼っていた跡が残らないようになっているのもポイントなのだそう。窓の汚れは落としにくいので、はがす際の手間もなく安心して使えるのはうれしいですね。さらに、こちらのシートでは「シルエットを楽しめる」というのも一つのポイントだそう。外から日光が当たると、フローリングにシートのシルエットがうつるので日光までインテリアのポイントとして使えるなんて、晴れの日が楽しみになりそうです!

床だっておしゃれ&便利に! 床用シートまで充実

屋内外で使えるシートも充実



ホームセンターで見かけるような計り売りのシートも、こちらのブースでは色とりどりです。シンプルな木目が美しい上から6本のシートは『屋内外兼用床材』といい、その名前の通り屋内でも屋外でも使用することができます。また、屋内専用のシートも充実しておりカラフルで目を引く下4本のシートは『スタイリッシュフローリン』という屋内用のシートなのだそう。どちらも切り売りで好きな分だけ買うことができるので小さなスペースにでも使いやすいのがいいですね。触り心地はしっかりとしたシートなのですが、カッターで切ることができるので使いたい場所に合わせて自分でカットすることができる加工性能のよさもDIY好きにはたまらないのではないでしょうか。『屋内外兼用床材』で屋内とバルコニーのデザインを揃えてもおしゃれですし、パステルカラーが豊富な『スタイリッシュフローリン』は子ども用スペースに敷いてもかわいくなりそうです。床は塗ることが難しいので、幅広い色が選べるのはうれしいですね!

ありそうでなかった便利なキッチンシート『透明キッチンシート』



床の中でも汚れやすいキッチンの床。キッチンマットを敷いている方も多いと思いますが、キッチンマットについて「好みのデザイン以外敷きたくないが、好きなデザインのものを敷くと汚れた時に落とさなくてはいけない」というストレスを感じていないでしょうか。私はまさにこの点にストレスを感じていたのですが、明和グラビアのブースでこの悩みを解決してくれるキッチンマットと出会いました。それが『透明キッチンシート』です。こちらのシートはその名の通り透明なキッチンシートで、キッチンの床の質感を変えることなく床に傷や汚れが付くことを防止してくれるのだそう。多くのキッチンマットのようにずれにくく、掃除機をかける時も邪魔にならず汚れてもさっとふくだけできれいになるのでストレスフリーなキッチンマットですね。近年はキッチンに立つ機会の多い男性も増えてきたので、装飾よりもメンテナンス性・合理性を求める傾向の強い男性にもこちらのキッチンマットはおすすめといえそうです。

壁・床・扉……印刷会社だからできた色とりどりのインテリアシート

明和グラビアのブースはとにかくカラフル! という印象が強いブースでした。壁用・床用・扉用……などさまざまな場所に特化した商品があるにもかかわらず、商品1つ1つのカラーバリエーションが豊富で発色がいいためすべての商品が主役のような目立ち方です。筆者としては自宅の戸襖を一刻も早く貼り換えたいので『引き戸(戸襖)DECO』がお気に入りですが、あなたはなにをDIYしたくなりましたか?

※本記事に記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。

取材協力

明和グラビア株式会社
http://www.mggn.co.jp/

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