住まいの今と未来をつたえる

特集

【ミニマリストおふみの相談室】セールに惑わされない!夏の私服を制服化

2022.08.19

暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

以前にこちらの連載でも私服の制服化についてご紹介させていただきましたが、いよいよ夏本番なので、今回は「夏の私服選び」についてご紹介したいと思います。

セールを避けて買い物の精度を上げる

かつて、何百着と服を持っていた頃は買い物で失敗してばかりでした。

セールで安くなっているからと、本来自分が求めていたものとは違う色を買ったり、自分のサイズが欠品していても若干合わない別のサイズを買ったり。
試着室の行列に並ぶのが面倒で勢いで買って、いざ着てみたらシルエットが理想と違っていたり。
手にしたものが最後の一点だと聞いて、他の店のアイテムと見比べないまま買い、後から別の店のアイテムの方が良かったことに気が付いたり。
そうやってどこかしらに妥協して買ったものは、結局あまり着なくなってタンスの肥やしになってしまうことが多かったです。

セール時に冷静さを欠いてしまう自分の性質を理解して、今は基本的にセール自体を見送ることにしています。


せっかくお得に買える機会を手放すなんて、と思うかもしれません。
しかし、そもそも同じものが安く手に入ったとしても、夏が始まってから買うことになるので着られる期間が短くなります。
次のシーズンには着たいテイストが若干変わっていてもう着ないかもしれません。
そう考えると、その年のものをシーズンが始まる前に買っておいてフル活用した方がお得だと考えます。

セールを避けたことで、サイズも色も豊富かつ混雑していないタイミングにいろんなアイテムを比較しながら冷静に選べるので、買い物の失敗が劇的に減りました。
せっかく買ったものを活用できないのは、節約から一番遠い状態といえます。
買い物で失敗しないのが一番の節約です。

しかし、「こんな場合はセールを活用すべき」というパターンもあります。
何年も作り続けられている定番品がセール対象になる場合もありますよね。
定番品以外でも、着方を変えて秋まで着られたり、何年も同じ形のものを使っていて来年の夏も確実に着るであろうアイテムもあるでしょう。
事前に着ることが分かっていて、サイズも色も理想のものがセールになっているなら、活用しない手はありません。
セールに踊らされ過ぎないように、うまく活用しながら買い物の精度を上げていきましょう。

持ち越した夏服は、季節が始まる頃に手放す

季節の変わり目に衣替えをしています。
夏が終わったタイミングで、使い込んで生地が傷んだものなど「来年はもう着ない」と確信できるものはその場で手放します。
Tシャツなどはハサミでカットしてウエスにして掃除に使って手放します。

まだそこまで傷んでいないけれど、来年の夏も着るかはわからないなと思うアイテムもあるかと思います。
そういったものは、判断がつかなければ次の夏まで持ち越します。

翌年の夏に持ち越した服を開封して、「明日よそゆきとして着たいと思えるか?」を基準に残すか判断します。
基準をクリアできなかったものは、このタイミングで手放します。
このタイミングであれば、ただ手放す(捨てる)のではなく、古着屋やブランド買取に出します。


在庫しておく場所の関係だと思いますが、古着は季節外れのものは買取不可な場合があります。季節が始まるタイミングであれば買い取ってもらえるので、このタイミングで見直しをするのはおすすめです。

定数化に縛られなくてもいい

物量をコントロールする上で、多くのものに定数を設けています。
服に関しては、ワンシーズン10着前後としています。
新しいものが欲しいと思ったら、基本的に「1in1out」を意識して、手持ちのものを入れ替えて物量が一定に保たれるようにしています。
とはいえ、ガチガチに「1in1out」に縛られているわけではありません。

猛暑だったり冷夏だったり、気候によっても必要なアイテムが変わりますし、その年によって着たい服のテイストが若干違っていたりします。

1〜2着前後の余裕をみて、8着〜11着くらいのアイテムで回せればOKとしています。
そもそも定数を決めているのも、クローゼットがパンパンに膨れ上がるのを防ぐため。
快適に出し入れして、手持ち服を余すことなく把握・活用できる物量であれば問題ありません。


こんな風に服を選ぶことで、過不足ないクローゼットをつくることができています。

夏の服選び、みなさんはどんな基準で選んでいますか?
よかったら教えてください。
そしてお悩み相談もお待ちしております。

タグ TAG