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『CONSCIOUS』で省エネ推進!革新的IoTスマートホーム製品でできること

2018.10.05


IoT技術の発達によって家中の家電をスマートフォン1つで操作することができたり、AIスピーカーに話しかけるだけでもさまざまなことができるようになりましたね。指一本ですべてができるようになる日も近いと感じますが、家庭内の製品等を操作するのではなく家の中の電力情報を見える化するということに特化した技術があるのをご存知でしょうか。デルタ電子が発表した住まいの環境を最適化する、次世代型IoT/AIスマートホーム・マネジメントシステム『CONSCIOUS』を紹介します。

次世代型IoT/AIスマートホーム・マネジメントシステム『CONSCIOUS』とは

『CONSCIOUS(コンシャス)』とは、エネルギーや環境問題などを解決するHEMS(ヘムス。Home Enerugy Management Serviceの略。家庭内で電気を使用している機器について、一定期間の使用量や稼働状況を把握して電力使用の最適化を図るための仕組みのこと。)のさらなる普及促進を図るため、住まいのライフラインとなる電気、空気、水道、ガス、照明、家電などあらゆるエネルギーの消費量を家の中や外出先から見ることができ、自動制御や遠隔制御ができる次世代型IoT/AIスマートホーム・マネジメントシステムなのだそう。『CONSCIOUS』は住まいのエネルギー消費量最適化を促してくれる商品とのことですがいったいなにができるのでしょうか。

『CONSCIOUS』の4つの機能

1.HEMS(Home Energy Management System
『CONSCIOUS』は住まいの電力の利用状況やエネルギー消費量の「可視化」に加えて、デルタ電子開発の太陽光発電ハイブリッド蓄電システム『SAVer-Hシリーズ』との連携が可能なのだそう。この連携により、自宅で太陽光発電した電気を蓄えておいて自宅で使用、余った電力は売ることができるエネルギーの地産地消が可能になり、クラウドに各機器の動作状況が集積されて各機器の消費電力量を制御することができます。さらに、クラウドに蓄積された各機器の稼働状況や生活パターンなどをデータマイニング、AI学習することで費用対効果が高く環境にやさしい暮らしをサポートしてくれます。

2.IAQ(Indoor Air Quality)


近年、家の中で熱中症になる事例の増加や、小児性喘息の割合増加、花粉の飛散量増加、黄砂やPM2.5など空気質に関する多くの問題がありますが、健康に配慮したウェルネス住宅※などが注目を集め、室内空気質への関心が高まっています。『CONSCIOUS』は7つのセンサーで温度、湿度、照度、花粉、ハウスダスト、タバコの煙、CO2、総揮発性有機化合物量(TVOC)など気になる室内空気質を検知し、数値で見ることができるので、空気の安全性を把握・改善することができます。
※:住宅と設備の性能向上で、健康に影響を与える可能性がある温度差などを抑え、健康と省エネに配慮した住宅のこと。

3.EVCS(Electric Vehicle Charger System)

資源制約や環境問題への関心の高まりを背景に電気自動車(EV)への移行が加速しています。『CONSCIOUS』と同じくデルタ電子が開発したEV充電器『Q-VEC』を連携させると、充電状態や充電量を可視化することができ、毎月の充電量と電気料金の確認、充電時間のタイマー設定などを利用することができるそう。また、デルタ電子のデマンドコントローラを利用すれば、EV充電が起因の停電が発生しないように充電器以外の電気使用量を監視し、コントロールすることが可能です。

4.IoTデバイス



※画像はこちらより引用
エネルギーを賢くコントロールし、経済的かつ安心で快適な暮らしを実現するために、家の機器同士がメーカーの違いを超えて一元管理できることが、ホームエネルギーマネジメントの重要なポイントといえます。『CONSCIOUS』はECHONET Lite※規格に対応しているため、メーカーの垣根を超えて、あらゆるメーカーの機械を一元管理することができます。例えばスマートスピーカーと連携すれば、話しかけるだけで家の中のあらゆる機器を音声で遠隔操作することも可能だのだとか。機器のメーカーを問わずすべての機器を操作することができるので、より快適な住まい環境づくりをサポートしてくれる商品になっているのですね。
※スマートハウスを実現する通信プロトコル。経済産業省が日本国内のHEMS標準プロトコルとして、またスマートメーターとHEMSをつなぐ標準プロトコルとして認定

5.アプリケーション



※画像はこちらより引用
『CONSCIOUS』は家の中でも外出先からでもスマートフォンでエネルギー消費量、室内空気質、あらゆる機器の状態などを見ることが可能なアプリケーションなのだそう。「お知らせ」機能も搭載されており、室内空気質が悪くなっているときや電気やエアコンがつけなっぱなしになっているなどさまざまな情報を速やかにスマートフォンへお知らせしてくれます。

便利の追求だけではなく省エネも考慮した豊かで安心できる暮らしへ

IoT技術の発達でどんどんと生活が便利になってきていますが、今回紹介した『CONSCIOUS』はこれまで意識されることが少なかったエネルギー消費量を簡単に確認・制御できる商品になっており、環境も考慮した上で家の中をより快適に、より省エネにすることをメインとしたスマートホーム・マネジメントシステムでした。また、室内空気質という目に見えないものも可視化できるため、特に子どもや高齢の方などがいる家庭では重宝しそうです。便利に加えて安心を求める方にはぴったりのシステムではないでしょうか。

※本記事に記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。

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