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後悔をしないリフォームを!リフォーム後に後悔しがちなポイントと対策!

2018.04.11

憧れのマイホームも購入して10数年経つと、「そろそろリフォームでもしてみようかな」と思われる方も多いのではないでしょうか。でも初めてのリフォームはどうしていいかも分からず、不安なことも多いですよね。そこで、リフォームの経験者から後悔しがちなポイントを学んで、初めてのリフォームが満足のいく結果になるように備えましょう。

リフォーム後に後悔しがちなのは?

費用が想定よりもかかってしまった
リフォームをする際に心配なのがリフォームにかかる費用です。リフォームの規模にもよりますが数十万円から数百万円と大きな出費となりますので、かなり頭の痛いところですよね。では実際にリフォームをして後悔されている方は、どのような内容なのでしょうか。一例をあげると以下のようなものがあります。

・必要のない高価な設備にしてしまった
・追加(オプション)工事をしすぎてしまった
・1社しか見積もりをとらずに決めてしまった

よくあるのが過度に高価な設備にしてしまったという後悔です。限りある予算なので、お金をかける必要のあるところを吟味して、計画的に使いたいですよね。事前に計画をしておけば、追加工事による予算オーバーも未然に防げそうです。また、施工会社によって異なる工事の値段に嘆く方も。1社しか見積もりをとらなかったため、他の施工会社のほうが安かった! と後悔する方が多いようです。

仕上がりがイメージと違った
リフォームの検討を始めてから悩むのが、施工箇所の材質や色です。気分を変えて思い切った色にしたり、自分の好きなインテリアテイストにあわせたり、想像が膨らみ楽しいけれど、実際にやるとなったら悩ましいもの。リフォームをした方のなかには仕上がりに関するこんな後悔も……

・システムキッチンを取り替えたけれど、思っていたよりもはるかに大きかった。
・外壁の劣化していた一部分だけ塗り替えたら、かえって目立ってしまった。
・壁の色が思っていた色と違った。

特に失敗が怖いのがキッチンです。使う頻度が高い分、キッチン自体の広さや棚の高さなど使い勝手が気になりやすい場所なので、小さな後悔が起こりやすいようです。ショールームで見たときとイメージが異なっていたり、実際に自宅に入れてみると大きすぎたりといった後悔をしないためにも、自宅にベストなものを吟味する必要があります。
また、費用削減のために一部だけ補修をして後悔している人も。壁については面積が広いので、小さなサンプルを見て思っていた色と実際のイメージが異なりやすいのです。自分のイメージどおりにするためにもサンプルを日の光にあてて見てみたり、実際に今の壁とあわせてみたりすると、失敗を防ぎやすくなります。

予算を節約しすぎた
費用を使いすぎないように予算を決めるのは大切ですよね。大きな金額がかかる工事ですので金銭感覚が麻痺しないように、今使うことのできる金額はどのくらいなのか決めておくと施工場所もすんなり決まりそうです。しかし、あらかじめ予算を決めていた人たちからも、こんな声が……

・もう少し予算をかけて工事箇所を増やせばよかった
・予算の節約でお風呂の交換を安価なものにしたが、期待していたほどくつろげなかった。
・キッチンや部屋の壁を新しくしたけれど、安価な壁にしたら安っぽくなってしまった。

リフォーム中は施工箇所が使用できなかったり大きな音がしたりと何かと不便なもの。何度もリフォームをすることになると、それだけ不便な期間が長くなってしまうのでできるだけまとめてリフォームしたいですよね。予算を節約するためにリフォームする箇所を減らしたけれど、リフォーム後すぐに工事をしなかった場所に不便を感じたり、壊れてしまって結局またすぐ工事に入ったりすることになってしまい、後悔する方もいるようです。また、予算の関係で安いものを設置した方も、後悔する場合があります。特に水周りの工事は高いため、設置する製品の費用を過度に削ってしまい、「少し高くても機能のしっかりしたものにすればよかった……」という後悔が起こりやすいようです。

後悔しないためのポイント

リフォームが必要な場所の優先順位をつける
一度リフォームしようと決めるとあそこもここも……と、ついリフォームしたい場所が増えてしまいがち。リフォームが必要な場所を見定めて、緊急性の有無などで優先順位をつけることで予算が必要な場所がどこなのか、今回は諦めるべきところがどこなのかを明確にすることで必要なリフォームを行うことができるようになります。

予算を決める
まず家計状況から予算をきめることが大切です。リフォームは時間も手間もかかるので、一度にやってしまいたいと思いがちですが、無理にお金をかけてしまい生活に支障が出ててしまったら本末転倒です。予算を決めて今できる範囲のリフォームを行うか、必要な金額が貯まるまでリフォームを延期するのが最善と言えるでしょう。

見積もりは複数社からとる
最終的にリフォーム契約をするのは1社になりますが、最初から1社に決めるのではなく複数社から見積もりをとることで費用が抑えられる場合もあります。最初から1社に絞ってしまうと他の会社との比較検討ができないため、会社ごとの得意分野や料金の相場が分からないままリフォームを進めなければなりません。複数社を比較して施工会社の得意分野に合った工事であれば、金額を安くすることができたり、品質の高い工事が期待できたりします。また、工事内容の選択肢も増やすことができるので、少し手間はかかりますが複数社で見積もりをとるのは適正価格でリフォームをする有効な策ではないでしょうか。

慎重に進めたいリフォーム

今まさにリフォームを検討している方は、後悔しないための準備を進められていますか? リフォームで最新設備を取り入れて日常生活がラクになったり、キレイになったりするのはとても嬉しいですし、どんなリフォームをしようかワクワクしますよね。せっかくお金をかけてリフォームをするのですから、機能も見た目も満足できるリフォームはもちろん、資産価値を高めるという意味でも後悔しないようにしたいものです。今回ご紹介した方法は事前の準備段階でできることばかりですので、準備を万全にして、満足のいくリフォームにしましょう。

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