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ベランダ・バルコニーの掃除は定期的にしよう! 身近なアイテムでできる掃除方法もご紹介

2019.04.29


あなたがベランダ・バルコニーを最後に掃除したのはいつですか? 年末の大掃除という方が多いのではないでしょうか。室内はこまめに掃除をしてキレイにしている人でも、ベランダやバルコニーの掃除は億劫に感じてしまいなかなか行動に移せないものです。今回は、面倒でつい後回しにしたまま結局掃除をしないパターンが多いベランダ・バルコニーについて年末の寒い中で長時間頑固な汚れと戦わなくてもよいように、定期的にできる掃除方法と必要なアイテムをご紹介します。

そもそもベランダ・バルコニーは定期的に掃除をする必要はある?


“自分(家族)以外にはそんなに見られる場所ではないから掃除しなくてもいいや”と考えているかもしれませんが、ベランダももちろん掃除が必要な場所になります。一見するとキレイに見えるベランダ・バルコニーもよく見てみると結構汚れていることに気付きます。上階のベランダ・バルコニーが屋根代わりになっているとはいえ、外にあることにかわりありませんので雨や風によって運ばれてくる埃や土、砂、葉っぱなどで汚れているのです。

葉っぱやゴミなどが溜まったままにしていると排水溝が詰まって流れなくなってしまい、ベランダ・バルコニーの床面に水が溢れたり、そのまま放置してしまうことで酷い場合には溢れた水が下の階に漏水してしまうことも考えられます。大雨や強い風、台風の時に排水溝が詰まっていたために室内に浸水してしまったという事例もあるのです。

定期的にベランダ・バルコニーを掃除していれば急に詰まることも無いですし、汚れも軽微なために掃除が簡単ですが、長期間ゴミや汚れが蓄積してしまってから年末に一度だけ掃除をしようとすると時間も労力もかかってしまいますよね。

ベランダ・バルコニーの掃除グッズ


・準備するもの

手袋(手が荒れやすい方はゴム袋)
マスク(砂ほこりなどが舞いやすいので器官に入るのを防ぐ)
ほうき(ベランダ排水溝用商品のありますが普通の物でも可)
ちりとり(ベランダ排水溝用商品もありますが普通の物でも可)
ゴミ拾いトング(濡れた葉っぱ等はトングがあると拾いやすい)
ゴミ袋
ブラシ(床面全体は柄や毛の長いタイプが使いやすい。細かい部分は歯ブラシなどがある掃除しやすい)
住宅用中性洗剤(そのままでもOK。水で薄めると使いやすい)
重曹水(しつこい汚れがある場合などに。自宅でつくる場合は重曹+ぬるま湯)

ベランダ・バルコニーを掃除するなら一緒に窓掃除もしてしまいたい! と考える人も多いでしょう。窓掃除も行う場合はガラスクリーナーやスクージ―などを準備しておきましょう。

ベランダ・バルコニーの掃除方法


1
:床に置いている荷物などを移動して掃除がしやすい環境に


ベランダ・バルコニーに荷物を置いている場合は一度室内に移動して掃除がしやすい環境をつくりましょう。

2:まずは「掃き掃除」から


最初は床面の掃き掃除を行います。掃き掃除をせずに最初から水を使ってしまうと、ゴミや葉っぱ、ほこりなどで排水溝が詰まってしまう可能性があります。まずはほうきで目立つゴミを取り除いてしまいましょう。

3:次は「排水溝のゴミ」を取り除く


床面の掃き掃除が終わったら次は排水溝です。排水溝のゴミはほうきでは取りづらいですのでトングを使って取り除きましょう。排水溝にゴミがある状態で水を使って掃除をすると詰まってしまう原因になりますので注意が必要です。

4:しつこい汚れには「中性洗剤や重曹水」を使います


排水溝の掃除が終わったらいよいよ本格的な掃除となります。水を撒いてブラシでこするだけでも汚れは落ちますが、水で薄めた住宅用中性洗剤や重曹水を撒いてブラシをするとよりキレイになります。汚れがしつこそうであれば洗剤や重曹水を撒いてしばらく放置し、汚れが浮き上がってからブラシをかけると良いでしょう。

5:水で汚れを洗い流す


ブラシをかけ終えたら最後に水で洗い流して完了です。ブラシをかけたときに目立った汚れのかたまりなどが出てきた場合は先に取り除いておくことで水を流した際の排水溝の詰まりを防止できます。ベランダ・バルコニーに水道が無い場合は室内からホースリール等を使ったり、バケツに水を汲んで流すようにしましょう。

その他:窓や手摺も一緒に掃除をしよう


ガラスクリーナーやスクージ―、新聞紙などで窓・さんを掃除したり、重曹水を使って手摺なども一緒に掃除をすればベランダ・バルコニーエリアをまとめてキレイにできますよね。これらの場所も普段は億劫に感じてしまってなかなか掃除がされていない場所だと思いますが、定期的に掃除をしておくことで年末の大掃除が楽になりますね。

掃除をする際に注意しておきたいこと


・鳥の糞(フン)などは直ちに掃除


カラスや鳩など鳥の糞を見つけた場合は早めに掃除をするようにしましょう。糞の見た目の悪さや、そのまま放っておくと固まって掃除がしづらいといったことだけではなく、身体に悪い菌が含まれている可能性もあることから見つけたらすぐに掃除をするのがオススメです。その際は糞に直接触れたり、乾いた糞などは飛散して吸い込みやすいですので手袋とマスクを着けて掃除をしてください。

ベランダや手摺、室外機などに鳥がよく集まってきてしまう場合には鳥よけのネットなどもありますので対策をしたほうが良いでしょう。

・風の強い日は要注意


マンションにお住まいの方が特に気を付けたいのはゴミや土、埃が飛散して隣や上下階のベランダ・バルコニーに入ってしまうこと。洗濯物や布団を干しているベランダ・バルコニーが近くにある場合は特に迷惑がかからないように注意したいですね。風が強かったり天気が良かったりすると埃などが飛散しやすいようですので、曇りの日に掃除をするのが一番良いようですが、天候はコントロールできないので周囲の環境に注意しながら掃除をするようにしましょう。

まとめ:定期的にベランダ・バルコニー掃除をして快適な空間を保とう


今回はベランダ・バルコニーの掃除に必要な道具や手順について紹介しましたが、特別な道具は必要なく身近な道具で掃除は可能ですし難しい手順も無かったと思います。ベランダ・バルコニーの掃除の一番の敵は「億劫だな」と感じる心の部分かもしれません。スペースにもよりますがキレイな状態であれば読書やティータイムなどを楽しむことも出来ますし、定期的な掃除を実施することで年末の大掃除で頑張らないといけない場所が一箇所減らせるのは大きなプラスになるのではないでしょうか。週末や長期休暇などで時間を見つけてベランダ・バルコニーが快適な空間となるように掃除を行いましょう。

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