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長期保存も可能な手づくり塩麹を自宅でつくってみよう

2019.03.04


万能調味料とも呼ばれ、料理が断然おいしくなると言われている塩麹。「塩こうじ」や「塩糀」とも表記されることが多いですよね。レシピサイトやアプリでもよく見かける食材となりましたが、実はこの塩麹、身近な材料でできているものですので自宅でも簡単につくることができます。今回は塩麹を手づくりする方法をご紹介します。

塩麹ってどんなもの?


塩麹とは、麹と塩と水を混ぜ合わせて発酵させた調味料のことです。数年前からよく見聞きするようになりましたが、じつは日本で古くから利用されてきた伝統的な調味料。
塩の代わりに調味料として使用することで「うまみ」が増すと言われていますが、これは発酵によってうまみや甘みなどが増すためです。また、酵素の作用によってお肉などを柔らかく仕上げることもできます。その他にも、ビタミンB群やアミラーゼなどが豊富に含まれているなど、栄養価や消化に優れた身体に優しい調味料です。

準備するもの

手づくり塩麹に必要なものは下記となります。
・麹(200g)
・塩(70g)
・水 適量
・ボール
・タッパー(保存容器)
・ヘラ

上記を準備するだけでOKです。
麹もスーパーで売られていることが多いですし、インターネットでも簡単に購入することが可能です。

塩麹の手づくり手順

それではさっそく作り方を紹介します。

1)麹を大きめのボールに取り出します

2)麹が固まっているので、手で細かく割りほぐします

3)このとき、手のひらをこすり合わせるようにして揉みほぐすと麹菌が煙のように漂ってきます

4)1粒1粒がパラパラになるまでほぐします

5)ほぐれたら塩を加えます

※減塩を希望する場合は塩の量を少なくしますが、腐敗しやすくなるため早めに食べきるようにしましょう。

6)塩がまんべんなくいきわたるように、最初は大きく、次第に握るようにして混ぜ合わせます

7)ギュッと握ったときにしっとりした感じになるまで混ぜ合わせます

8)タッパー(保存容器)に入れます

※発酵して量が増えるので少し大きめの容器に入れるようにしましょう。

9)麹がひたひたにつかる程度に水を入れます

10)麹、塩、水がなじむように混ぜ合わせます

11)ミルキーな状態になったら発酵の準備は完成です

12)保存容器のフタはぴったりと閉めずに少しだけ開けておきます

13)常温で発酵させます

発酵期間の目安:冬は2週間、夏は1週間

14)麹が水分を吸収するので、まめに確認して水を補給します


※水を補給する際もひたひたにつかる程度に水を入れます

15)1日1回混ぜ合わせます

『おいしくなぁ~れ』と言いながら混ぜましょう!

16)麹のつぶつぶが水となじんでなめらかになってきたら完成です!

完成したら冷蔵庫で保存します。ときどき混ぜながら6ヶ月程度を目安に使い切るようにしましょう。食べきれない場合は冷凍庫に入れることで発酵がとまるので長期保存することが可能です。

手づくり塩麹を使っておいしい料理をつくってみよう!


塩麹はいろんな料理に活用することができます。お肉やお魚の塩麹浸け焼きをはじめ、豆腐の塩麹付け、塩麹ドレッシング、塩麹を使った冷製スープ、焼きそば、餃子、鍋など、本当に幅広い料理に合う調味料です。
子どもでも簡単につくることができる塩麹なので、一緒にクッキングを楽しんでみてください。きっと食卓もいつもより楽しくなるのではないでしょうか。

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